お気に入り

カート

マイページ

検索

メニュー

閉じる

AIがみかんを見分ける!新しくなったJAみっかびの選果場



選果場とは

なぜ選果が必要?

そもそも「選果(せんか)」とは、農作物をサイズやランクごとに選別する作業のことです。果物の場合、ランクを決める際によく用いられるのが、糖度や見た目の色、形などです。選果をすることによって、安定した品質の農作物を供給することができ、値付けの目安にもなります。
買う側としても、玉石混交よりは自分が求める品質の農作物を買えるほうが有り難いですよね。

J選果場は、農作物の選果作業をより効率的におこなえるように設計された施設です。サイズや成分を測定するための、専用の機械が導入されています。この測定機械の性能によって、選果の精度も変わってくるのです。

JAみっかびの選果基準

JAみっかびの選果場では、品質から「特選」「秀品」「優品」「良品」とそれ以外の等級に分類しています。さらに、サイズ(階級)もSS〜2Lに分けられているため、好みのサイズのみかんを選ぶことができます。

三ヶ日みかんの等級について、詳しくはこちらをご覧ください。

優品、秀品を超える三ヶ日みかんの最高級品!ミカエースとは?
thumbnail
贈答用みかんで知られる三ヶ日みかんの最高級品、ミカエース。その魅力や他のみかんとはひと口違う味わいを解説します!
https://mikkabimikan.jp/blog/40


JAみっかびの選果場、みかんはこう選別される!

選果過程でみかんに衝撃を与えると、品質低下や腐敗の原因となってしまいます。そこで、人の手に触れたり、ベルトコンベア上を転がしたりする工程を極力減らすことが求められます。

JAみっかびの新選果場は、三ヶ日高校の跡地3.3haに立てられる国内最大規模の柑橘選果施設です。JAみっかびの選果場では、荷受けから選果、箱詰めまでを一気通貫でスピーディーにおこなうシステムが整っています。その各工程を詳しくご紹介します。

搬入

各農家の貯蔵庫で保管貯蔵されていたみかんは、専用のパレットに載せられ、選果場へ運び込まれます。パレット輸送をおこなうことで、作業効率が上がり、大量のみかんを素早く仕分けることができます。

SAMPLE

トラックから降ろされたみかんは、パレット式自動倉庫に一時的に保管されます。パレット式自動倉庫とは、コンテナを収納できる高層ラックのことで、コンテナの出し入れは自動でおこなうことができます。高く積み上げることで空間を有効活用できます。

このとき、パレットごとに電子チップが付与され、どこの園地でとれたみかんかが記録されます。JAの選果場では複数の生産者が同時に出荷するため、生産情報の追跡が難しいのですが、JAみっかびの選果場では高度な管理体制がそれを可能にしています。

AI搭載のセンサー選果機

パレット式自動倉庫から出庫されたコンテナは、まず「一次選別」をおこないます。一次選別では、人の目でみかんを観察し、腐っているものや大きな傷があるものを取り除きます。

腐敗や大きな傷があるみかんが取り除かれたら、いよいよセンサー選果機の出番です。光センサー、外観カメラ、腐敗果センサーの順に通過させ、1個1個のみかんを測定していきす。1秒間に5個、1日60万個のみかんを選果することができます。

光センサー

光センサーでは糖度とクエン酸(酸度)とを測ります。糖度と酸度のバランスが、みかんの味を決めます。糖度10〜14度かつ酸度0.8〜1.4度前後が美味しい比率です。

外観カメラ

大きさ、形状、色づき具合、傷の有無が測定されます。鮮やかなオレンジ色は、甘く熟したみかんの印です。また、果皮の傷は腐敗の原因となるため、傷の度合いに応じて等級を下げたり加工用にしたりします。

この外観カメラには、みかん4億個分の選果データを学習した人工知能(AI)が搭載されており、高い精度で外観の判定をすることができます。

腐敗果センサー

特殊な光を当てることによって、目視では判別が難しい生傷を検出します。小さな傷でも腐敗の原因となってしまうため、品質維持のために重要な工程です。

AIセンサー

カメラで撮影した全方向の画像をもとに、糖度や酸度などの数値からは推測できない出荷基準に満たない果実を検出します。人工知能の「ディープラーニング」という計算アルゴリズムを導入することで、これまでは計測が難しかった病害の特定も可能となります。

こうした測定結果を生産者に返すことによって、みかんの栽培に反映させ、より美味しいみかんを育てることができます。

品質保持装置

選別の終わった果実を箱に詰める前に、専用の装置で特殊な光を照射します。これによって果実が傷んだり腐ったりするリスクを下げることができます。この光によって、みかんの味や風味が変化することはありません。

選果場で働くセンサー

センサー名 測定する項目
光センサー 糖度、クエン酸
外観カメラ 大きさ、形状、色づき具合、傷の有無
腐敗果センサー みかん表面の生傷・腐敗
AIセンサー 外観からはわからない病害・腐敗等の有無
品質保持装置 みかんの劣化・腐敗を防ぐ


みかんを等階級ごとに箱詰め

選果機を通過したみかんは、ロボットアームでピックアップされ、等階級ごとのベルトコンベアへ移されます。柔らかいみかんを優しく掴むことができるロボットアームは、国内のみかん選果場でも大変珍しい設備です。ロボットアームを使うことによって、ベルトコンベアによる運搬や、手作業での箱詰め作業などのみかんに衝撃が加わりやすい工程を省略することができます。

その後、傷や腐敗がないかどうかを人の目によって厳しく最終チェックします。

JAみっかびでは、5㎏や10㎏の段ボールまたはコンテナの状態でみかんを出荷しています。箱詰め作業も自動でおこなわれ、箱を傾けてセッティングすることでみかんに与える衝撃を軽減するように工夫されています。

箱詰めされたみかんは、「高速ソーター」と呼ばれる選別ラインに載せられます。高速ソーターは、みかんを等級ごとに自動倉庫に送ります。自動倉庫で一時保管されたみかんは、市況や注文状況と照らし合わせながら順次出荷されます。こうして、品質の揃った味の良い三ヶ日みかんがお客様の元に届けられています。



おわりに

JAみっかびの選果場は、2021年の出荷シーズンより稼働予定です。一般の方の見学も受け付けていますので、この機会に大迫力の選果ラインを体感してみてはいかがでしょうか。

一つ一つ丁寧に選果された三ヶ日みかん、お好みの等階級を選んで、ぜひ一度召し上がってみてください!

一覧へ