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STORY

02

生産者

POINT.01

マルエムとは

三ヶ日町柑橘出荷組合、通称マルエム。丸の中にMの文字が入ったトレードマークから、そう呼ばれるようになりました。マルエムは、組合員約750戸から毎年3万トンのみかんを引き受け、貯蔵や選果をしたのちに市場などへ出荷しています。現在、三ヶ日で生産されるみかんの約80%がマルエムへ出荷されています。
マルエムの誕生は、昭和35年にさかのぼります。結成当時のメンバーは154人でした。立ち上げ当初はさまざまな困難があり、解散もよぎる中で、国内最大のマーケットである東京への進出という勝負に打って出ます。すると、三ヶ日みかんのコク深い味わいは、市場から高評価を受けました。マルエムのみかんの単価は向上し、加盟者数も徐々に増えていきました。

POINT.02

ルールの徹底

マルエムは、自主組織でありながら、栽培や出荷に関わる厳格なルールを掲げています。このルールには、自然災害や価格低迷を乗り越えてきた先人たちの努力と知恵が詰まっています。
樹を病害虫から守り、おいしいみかんを作るうえで必要となる農薬。マルエムでは、農薬の使用履歴の提出を義務付け、残留農薬検査を行っています。組織で取り組むからこそ、安心・安全を担保することができるのです。
「粒揃い」のみかんを実現する出荷システムは、三ヶ日ブランドの生命線とも言えます。毎年、初出荷の前には目揃え会を行い、生産者全員で出荷基準を確認します。生産者が選果場へ出荷するみかんの量は日ごとに決められています。ベストな状態のみかんを出荷できるように、生産者は計画的に収穫や家庭選果を行います。

POINT.03

マルエム青年部の挑戦

40歳以下の若手生産者が集まるマルエム青年部では、産地の10年、20年先を見据えて多面的なアクションを起こしています。栽培の面では、青島の難点である隔年結果の克服や、気候の温暖化への対処などが課題となっています。剪定方法や肥料設計などの研究、新しい品種の試験栽培に取り組み、打開策を模索しています。また、移り変わる消費者の嗜好をみかん作りに反映してくことも大切です。販売先との対話を重ねたり、実際に売り場に立って消費者と交流したりする活動も続けています。
三ヶ日みかんが多くの人に愛されるブランドになったのは、現状に満足せず試行錯誤を続けてきた先人たちがいたからです。この先も毎年、「三ヶ日みかんはやっぱりおいしい」と言ってもらえるように、マルエム青年部は挑み続けます。