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STORY

04

年間の作業

POINT.01

定植(2〜3月)

1〜2歳の苗木を購入して植え付けていきます。みかんの樹は、本格的に収穫できるようになるまで5年以上かかります。園地を次の世代へつないでいくためには、計画的な植え替えが大切です。

POINT.02

剪定(3〜5月)

毎年しっかり実をつけるよう、樹の状態を見極めて枝を整えます。余計な枝を取り払うことで適度に陽があたり、おいしいみかんに仕上がります。剪定は、みかん栽培において最も技術力が必要な作業といえます。

POINT.03

摘花(5月)

白くて可憐なみかんの花が咲く時期には、三ヶ日のまちがジャスミンのような甘い香りに包まれます。みかんの樹1本につき約2万個の花が咲きますが、実の量を調整するために、一部は蕾のうちに落としてしまいます。

POINT.04

摘果(7〜9月)

果実にしっかりと栄養が行き渡るよう、実や枝の状態を見て、余計な実を取り除きます。三ヶ日では、良い実がつきにくい樹の上部3分1をすべて摘果する「上部全摘果」が主流です。

POINT.05

肥料散布(年3回程度)

樹の成長や実の成熟に必要不可欠な栄養素を補給するために、配合肥料を与えます。JAみっかびでは、魚かす等の有機原料を取り入れた独自の配合肥料を使っています。

POINT.06

病害虫防除(年9回程度)

樹を枯らしたり果実を傷ませたりする病気・害虫からみかんを守るために、農薬をまいていきます。スピードスプレイヤーという機械を使うことで、人力の場合に比べ短時間で作業することができます。

POINT.07

収穫(11〜12月)

ひとつひとつ軸を二度切りし、丁寧に収穫していきます。収穫後のみかんは、倉庫内で2週間程度「予措(よそ)」をして、甘みを引き出してから出荷されます。

POINT.08

貯蔵(1〜3月)

「ロジ」と呼ばれる専用の薄い木箱に並べ、長いものだと約3か月にわたって貯蔵庫で熟成させます。貯蔵庫内は、気温8℃、湿度85%を目安に管理されています。