アボカドは日本でも育つ?国産アボカドが話題の理由と産地による味の違いを解説

アボカドは日本でも育つ?国産アボカドが話題の理由と産地による味の違いを解説

「アボカドといえばメキシコなどの外国産」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし近年、日本国内でもアボカドの栽培に取り組む農家が増えており、業界では「国産アボカド」が注目を集めています。

この記事では、国産ならではの魅力やみかん産地との深い関係、外国産との違いをわかりやすく解説します。

なぜいま「国産アボカド」が話題なの?

普段スーパーで見かけるアボカドの多くは輸入物ですが、近年は国産アボカドへが注目されるようになってきました。

話題を集めている背景には、これまでの輸入アボカドの常識を覆す美味しさや、日本の果樹農業における新しい挑戦があります。注目の理由を詳しくみていきましょう。

「樹上熟成」で届く圧倒的な鮮度と濃厚さ

外国産のアボカドは、数週間におよぶ船便輸送に耐えられるよう、実がまだ青く硬い状態で収穫されます。

一方、国産アボカドは収穫してからすぐに消費者のもとへ届けられるため、より長い期間木の上で「樹上熟成」させることが可能です。木から十分な栄養と油脂分を吸収してから収穫されるため、水っぽさがなく、濃厚でなめらかな味わいを楽しめます。

ハス種だけじゃない!「多種多様な品種」が食べられる

スーパーで売られている外国産アボカドの約9割は、熟すと皮が黒くなる「ハス種」です。

国内での栽培では、ハス種以外にも皮が緑のまま熟す「ベーコン」や「フェルテ」など、様々な品種が育てられています。フルーティーな香りや特有のコクなど、これまで出会ったことのない味わいに出会えるのも国産ならではの醍醐味です。

気候変動を見据えた挑戦

国産アボカドが注目される背景には、日本の農業が抱える課題と産地の挑戦があります。

近年、地球温暖化や気候変動の影響により、従来の果樹栽培を取り巻く環境が変化しています。そうした中、温暖な気候を好むアボカドは「これからの時代に合わせた未来の果樹」として、全国の柑橘農家を中心に熱い視線が注がれています。

アボカドは日本でも育つ?主な産地とみかん農家の関係

「南国のフルーツ(じつはアボカドは果物です!)が日本で育つの?」と疑問に思うかもしれませんが、特定の気候条件と生産者の栽培技術によって国内栽培が可能になっています。

和歌山・愛媛・静岡など、温暖な「みかんどころ」が中心

日本国内でアボカドの栽培が行われているのは、和歌山県、愛媛県、静岡県、宮崎県、鹿児島県などの比較的温暖な気候に恵まれた地域です。

これらの地域に共通しているのは、「日本を代表するみかんの産地」であるという点です。

傾斜地・水はけ・日照など、みかん栽培の技術がそのまま活きる理由

アボカドは「日当たりが良い場所」を好み、「根が過湿に弱い(水はけが良い土壌が必要)」という性質を持っています。

実はこの条件は、みかんの高品質な栽培条件とよく似ています。

  • 水はけが良い傾斜地: 余分な水分を流し、根腐れを防ぐ
  • 豊富な日照量: 太陽の光を浴びて元気に育つ
  • 長年培った果樹剪定(せんてい)技術: 日当たりを調整し、丈夫な枝を育てる

みかん農家が代々培ってきた土づくりや園地づくりのノウハウが、アボカド栽培にそのまま活かされています。

国産アボカドの旬はいつ?「秋から冬(10月〜1月頃)」が収穫のピーク

通年手に入る輸入アボカドと違い、国産アボカドにははっきりとした「旬」が存在します。

  • 主な収穫時期: 10月中旬〜翌1月頃(秋から冬にかけて)
  • 品種のリレー: 10月頃の「ベーコン」に始まり、「メキシコーラグランデ」「スチュワート」、そして冬に向けて完熟する「フェルテ」へと、時期ごとに収穫される品種が移り変わっていきます。

寒くなり始める秋から冬にかけて、木の上でしっかりと栄養と油分を蓄えたアボカドが収穫期を迎えます。

国産アボカドと外国産(メキシコ産等)の違い

日常的に親しまれている外国産と、希少な国産。日常的に親しまれている外国産と、希少な国産。それぞれのメリットや強みを理解しておくと、用途に合わせて上手に選ぶことができます。

まずはそれぞれの特徴を表でわかりやすく比較してみましょう。

比較項目 外国産(メキシコ産・ニュージーランド産など) 国産(静岡県・和歌山県など)
手軽さ・価格 通年、スーパーで安価に購入できる 収穫時期が限られ、希少で高価
主な品種 ハス種(単一の品種が主流) ベーコン、フェルテなど多様な品種
収穫タイミング 長距離輸送を見越して硬いうちに収穫 木の上でしっかり熟させてから収穫
味わいの特徴 安定した品質で普段使いに最適 フレッシュで上品な脂質と濃密なコク

年4回収穫する外国産と「秋〜冬が旬」の国産

メキシコなどの主要な生産国では、1年を通して暖かく気候が安定しているため、同じ木から開花時期をずらして年に4回も収穫することができます。そのため、通年、いつでもスーパーで手頃な価格で購入できます。

一方、国産アボカドは旬の季節にだけ味わえる「プレミアムな逸品」です。秋から冬にかけての限られた時期(10月〜2月頃)にしか収穫できない季節限定の旬のものです。

毎日のお料理には外国産を使い、秋から冬の旬の時期や特別な日には国産アボカドを味わうというように、それぞれの強みを活かして使い分けるのがおすすめです。

【農家応援企画】みかん農家の新たな挑戦!数量限定・三ヶ日産アボカド

普段食べる国産果物の中でも、ほとんど流通していない希少な国産アボカド。スーパーでは見かけない珍しい品種と、国産ならではの「採りたて・樹上熟成」による特別な味わいを体験してみませんか?

静岡県三ヶ日(みっかび)のミカン農家が「地域に新たな特産品を生み出し、活性化につなげたい」という熱い想いから始めたアボカド栽培。前例が少なく樹もデリケートで栽培が非常に難しいなか、三ヶ日の気候に適した寒さに強い品種を見極めるため、約8年もの歳月をかけて研究を重ねてきました。

農家が情熱を注ぎ、試行錯誤の末に生まれた希少な国産アボカドを、産地直送でお届けします。

輸入物とはここが違う!「樹上熟成」で育む濃厚なコクと旨味

海外産のアボカドは長距離輸送に耐えるため、青く硬い状態で収穫して船便で運ばれるのが一般的です。一方、国産アボカドは長距離輸送の必要がないため、木の上でギリギリまで長く熟成させることができます。

樹上でしっかりと旨みや甘み、良質な油分を凝縮させた三ヶ日産アボカドは、海外産とはひと味違う濃厚でフレッシュな味わいに仕上がっています。長年のみかん作りで培った土壌管理や日照のノウハウが惜しみなく注ぎ込まれた一品です。

ご注文時期に合わせて届く、スーパーでは見かけない希少品種

アボカドは品種によって収穫時期が異なります。本取り組みでは、ご注文受付時期に合わせてその時に一番の旬を迎える品種をお届けいたします。普段スーパーに並ぶハス種とはひと味違う、国産ならではの個性豊かな味わいをお楽しみください。

【ご好評につき完売】10月中旬頃発送の品種(受付期間:9/25〜10/10)

お届け品種 脂質(濃厚さ)の特徴
スチュワート 油分が多くバターのように濃厚。特有の芳醇なナッツ香が際立ちます。
メキシコーラグランデ 皮が非常に薄く、果肉は繊細でクリーミー。あっさりした味わいです。

11月中旬頃発送の品種(受付期間:10/25〜11/10)

お届け品種 脂質(濃厚さ)の特徴
ベーコン 熟しても皮は緑色のまま。なめらかな口当たりとほんのりした上品な甘味が特長。
フェルテ ねっとりした食感と、軽やかな甘味が楽しめます。

※各受付期間で販売数量が限られております。

※生育状況によりいずれかの品種をお届けするため、品種のご指定はできかねます。

※お届け後は直射日光・高温多湿を避け、常温で1週間程度しっかり追熟させてからお召し上がりください。

  • 価格: 6,765円(税込)

数量限定でのお届けとなります。

形や大きさに多少のばらつきもございますが、長年のミカン作りで培った技術を活かし、農家が丁寧に育て上げた挑戦の果実です。スーパーのアボカドとはひと味違う、国産・採りたてならではの味わいや、品種ごとの豊かな個性を感じていただけます。

この土地の新しい取り組みから生まれた特別なアボカドを、この機会にご自宅で楽しんでみませんか。

一覧へ

もっと見る