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甘夏

甘夏
甘夏
旬の時期
2月 ~ 6月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。甘夏 について紹介します。

甘夏の特徴

「甘夏」は、ほろ苦さと甘酸っぱさが混じり爽やかな風味が特徴的な柑橘です。

正式名称は川野夏橙と人間のような名前です。
甘夏は夏みかんと比較すると、少し小さめで外皮にツヤがあります。甘さは温州みかんと同じぐらい、酸っぱさは甘夏が勝ります。皮はやや厚く包丁で切れ目をいれたほうが剥きやすいです。薄皮も厚いので剥いて実をたべます。

甘夏の枝変わりである「新甘夏(サンフルーツ)」や、濃いオレンジ色の「紅甘夏」といった品種もあります。

酸味が強いことから食べやすい果実にするために、春先まで木に成らせたり、収穫後に貯蔵して酸味を抜きます。

収穫せずに、または収穫後寝かせることで、酸味が減少し甘くなるからです。従来の夏みかんはほとんど甘夏にとって替わり、夏みかんが手に入らない状態になっています。

甘夏はアロマオイルとしても活用される、香り高い果物です。ダイエット効果や便秘解消、アルツハイマー型認知症の予防と二日酔いの改善が期待されます。

大きさ

サイズは220~250g程度で温州みかんの倍ほどの大きさ。

濃い橙色の果皮は薄くてやわらかく、果肉は鮮やかなオレンジ色です。

旬の時期

冬から初夏、2月~6月下旬にかけて市場に出回り、生食でもおいしく食べられますがお料理としても広く用いられています。

甘夏の歴史

甘夏の元となるのは夏みかん(夏橙)です。甘夏は、昭和10年頃大分県の川野氏の園地で夏みかんの枝変わり種として発見されました。

枝替わりとは、木の一部分だけの枝がほかの枝と違うことで、例えば他の枝と比べて果実の色づきが早い、棘が少ないなど、同じ木なのにその枝の部分だけが違うということです。その特性を持つ枝から新しい品種とされたことを枝替わりと言います。
昭和25年に品種登録、昭和30年頃から愛媛県などで栽培が開始され、温州みかんに次ぐ柑橘でした。 しかし近年では生産量が少なくなってきました。

甘夏の産地

甘夏の元となる夏みかんは、江戸時代に山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した南方系柑橘類の種を育成したものだとされています。現在では山口県をはじめ各地で栽培されていますが、夏みかんは衰退し甘夏にとって変わりました。

甘夏の味

甘夏の味は酸味が少し強いですが、甘みがあり全体的にさっぱりとした爽快感がある味です。甘夏独特のほろ苦さはアクセントとなり、お料理にも幅広く使われています。果汁をたっぷりと含み粒の一つ一つがプチプチとした食感があります。甘夏は、ビタミンC・クエン酸やビタミンB1が摂れるので、季節の変わり目にエネルギー補給としても最適です。重さは300~400gくらいです。

甘夏のレシピ

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