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あすみ

あすみ
あすみ
旬の時期
1月 ~ 2月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。あすみについて紹介します。

あすみの特徴

「あすみ」は、糖度が15%~17%と柑橘の中でもかなり高く、同じ柑橘の品種「あすき」に続き第2位の甘さを誇ります。ちなみに、みかんの糖度は10%程度となります。

果皮は橙色でなめらかで、外皮の剥きやすさは、柑橘の中で普通ぐらいのポジションに位置します。機能性成分のβクリプトキサンチン含有量が多く、果肉100gあたり1.66mg含んでおり栄養面でも期待できる柑橘です。

そうか病という病気に強い抵抗性がありますが、かいよう病には弱いため、露地栽培よりハウスなどの施設栽培に向いています。隔年結果性(収穫が多い年の翌年は収穫が少なくなること)が中程度あります。

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大きさ

果実は150g程度です。

旬の時期

1月下旬~2月上旬に成熟期を迎える中生品種です。

あすみの歴史

あすみは、1992年(平成4年)に、「興津46号」と「はるみ」を交雑し、育成されたタンゴール品種(みかんとオレンジの交雑種のこと)です。2011年(平成23年)に品種登録を出願し、2014年(平成26年)に品種登録されました。
品種名の「あすみ」は、「はるみ」の子であることと、『明日の柑橘産業を担うように』との期待を込めて命名されました。
「あすみ」の育成中に、交配系統の中から「あすき」という品種も誕生し、こちらは2017年に出願公表されています。

あすみの産地

「あすみ」は農研機構で開発された品種ですので、全国のみかん産地で栽培ができる品種です。新しい品種なのでまだまだ生産量が少なく、スーパーなどではあまり目にしない柑橘です。主なみかん生産地では栽培が始まり出荷されているようです。

あすみの味

柑橘の中でも甘みがとても強く、糖度は15%~17%もあります。クエン酸は1.0%程度と酸味が少ないですが、オレンジのような香りが爽やかなので、さっぱりと食べやすい品種です。種が全くないとは言えませんが、入っていても1.5個程度です。

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