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黄金柑(おうごんかん)

黄金柑(おうごんかん)
黄金柑(おうごんかん)
旬の時期
3月 ~ 5月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。黄金柑(おうごんかん)について紹介します。

黄金柑(おうごんかん)の特徴

「黄金柑」の色は黄みがかっており「黄みかん」とも呼ばれ、「日向夏」や「土佐文旦」に似た色です。栽培量が少なく、スーパーなどではほとんど販売されない品種で、通販サイトなどでも希少価値が高い柑橘類として取り扱われています。

香り高い特徴を持つため、果皮から精油を抽出しエッセンシャルオイルとして用いられることもあります。

大きさ

「黄金柑」の大きさはは3cmぐらい、みかんの約半分ぐらいの大きさです。果重は1個60g~80g程度なので柑橘の中でも小さく、みかんのssサイズと同等ぐらいです。

旬の時期

「黄金柑」のシーズンは3月から5月頃で、春先に出回ります。

黄金柑(おうごんかん)の味わい

黄金柑は外皮が黄色いため、グレープフルーツのあの酸っぱさをイメージされやすいのですが、実は甘みが強く酸味が少ない品種です。食べてみると甘く豊かな香りが口に広がり、ちょうどグレープフルーツの酸味を弱くして、甘くなったような味わいです。

皮はやや厚めですが、手で剥くことができ、じょうのう膜(薄皮)は薄くて苦みが少ないため、袋ごと食べることができます。種が入っていることがありますが、数は少なめです。

皮は香りが強いため、料理店では乾燥させてから細かく刻んで薬味に利用されることがあります。

黄金柑(おうごんかん)の栄養

黄金柑は、ビタミンCやカリウムをはじめ、美容や健康に嬉しい栄養素を豊富に含んでいます。ビタミンCは、免疫力向上や美肌効果、風邪予防に役立ち、カリウムは、ナトリウムの排出を促し、高血圧予防やむくみ防止に効果的です。

また、βクリプトキサンチンやβカロテンなどのカロテノイド類も多く、抗酸化作用や骨粗しょう症予防に寄与します。

黄金柑(おうごんかん)の歴史

明治時代に鹿児島県日置郡では「黄金柑」ではなく「黄蜜柑(きみかん)」と呼ばれ食べられていたようです。その後に現在の名称である「黄金柑」と呼ばれ、「ゴールデンオレンジ」とも呼ばれています。
黄金柑の来歴は詳しくは分かっていませんが、一説には「川端みかん」や「花良治(ケラジ)みかん」、「温州みかん」と「柚子」の自然交配で生まれたなどと言われています。

黄金柑(おうごんかん)の産地

平成22年の生産量は総量で137トンほどでした。みかんの全国総生産量は78万6千トンなので比較すると黄金柑の生産量がかなり少ないことが分かります。

黄金柑を最も多く生産しているのは神奈川県です。続いて静岡県、愛知県、高知県となります。

黄金柑(おうごんかん)のレシピ

黄金柑タルト

爽やかな香りと甘酸っぱさが魅力の黄金柑を、贅沢に使ったタルトです。ホームパーティーや特別別な日のデザートにぴったりです◎

材料(18cmタルト型1台分)

  • 黄金柑 8~10個(皮ごと使う場合は無農薬推奨)
  • 砂糖 適量(黄金柑の甘さに応じて調整)
  • レモン汁 小さじ1(お好みで)
  • 【タルト生地】
  • 薄力粉 250g
  • バター 125g
  • 砂糖 70g
  • 卵 1個
  • 【アーモンドクリーム(クレームダマンド)】
  • バター 60g
  • 砂糖 40g
  • アーモンドプードル 60g
  • 卵 1個

作り方

  1. 黄金柑はよく洗ってから半分に切り、種を取り除きます。
  2. 黄金柑を薄切りにして鍋に入れ、ひたひたの水と砂糖(黄金柑の重さの半量程度)を加えて弱火で15~20分煮ます。
  3. お好みでレモン汁を加え、粗熱を取ります。
  4. バター(室温に戻す)、砂糖、卵を混ぜ、薄力粉を加えてひとまとめにします。
  5. ラップに包み、冷蔵庫で2時間ほど休ませたら、型に生地を敷き、フォークで穴を開けます。
  6. バターを柔らかくし、砂糖とよく混ぜ、さらに卵を加えて混ぜ、アーモンドプードルも加えてなめらかにします。
  7. タルト生地にアーモンドクリームを流し入れ、上に甘煮した黄金柑を並べます。
  8. 170℃に予熱したオーブンで35~40分焼きます。
  9. 焼き上がったら粗熱が取り、仕上げに黄金柑の煮汁を表面に塗って完成です。

黄金柑ピール

香り高い黄金柑の皮をピールにアレンジ!保存も効くので、一度作っておけば、そのままおやつにしたり、アイスクリームやトーストのトッピングにしたりと、色々使えて便利です◎

材料

  • 黄金柑の皮 10個分(約100g)
  • 砂糖 皮の重さの70~100%(70g~100g程度)
  • 水 適量
  • グラニュー糖(仕上げ用) 適量

作り方

  1. 黄金柑を重曹を溶かしたぬるま湯でよく洗い、農薬や汚れを落とします。皮をむき、実は食べてOK。皮だけ使います。
  2. 皮を5~8mm幅の細切りにして鍋に入れ、たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら5分ほど煮ます。
  3. ザルにあけてお湯を捨て、これを2~3回繰り返すと苦味がやわらぎます。
  4. 茹でこぼした皮の水気を切り、重さを量ります。皮の重さの70~100%の砂糖を用意します。
  5. 鍋に皮と皮がひたるくらいの水、砂糖の2/3を加えて弱火で30分ほど煮ます。
  6. 皮が透明になってきたら残りの砂糖を加え、さらに20分ほど煮詰めます。
  7. 水分がほとんどなくなり、全体にツヤが出てきたら火を止め、クッキングシートの上に広げて冷まし、乾燥させます。
  8. 仕上げにグラニュー糖をまぶして完成です。半乾きの状態でグラニュー糖をまぶすと、カリッとした食感になります。

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