はるみの特徴
「はるみ」の果皮は艶があり、やや厚みがありますが、皮は剥きやすいです。ジョウノウも薄く果肉はジューシーで、そのままでも食べられます。果肉はジューシーですが、サノウの一粒一粒がしっかりしていて、ジョウノウを開いても果汁が滴るようなことはあまり無く、食べるとサジョウのツブツブした感じがプチプチと舌に感じられます。
はるみは隔年結果が多く、毎年生らすのが難しい柑橘です。他にも鳥害や浮き皮・水腐れが多く生産の難易度が高いので市場に出回る数が少ないのも難点です。
しかし生り年には糖度が15度ぐらいまであるのは当たり前、といえるほど甘い品種です。
ミカちゃんおすすめランキング
※24年9月の売上実績からランキングを作成しています大きさ
1個当たりの重さは180~200gです。
旬の時期
2月から4月中旬まで出回ります。中でも、2月頃が一番食べごろでおすすめです。
はるみの歴史
インド原産の柑橘で、中国から台湾を経て明治29年に鹿児島に伝来しました。
昭和54年に現果樹試験場興津支場にて、清見にポンカンF-2432を交配して育成されました。この配合方法から生まれた柑橘には「デコタンゴール(デコポン)」があり、姉妹のような関係にあたります。
昭和61年に初結実し、その後の調査により平成3年に一次選抜され、同年より、第7回系統適応性・特性検定試験に興津44号として供試されました。
平成8年年に命名され、平成11年11月に品種登録されました。「はるみ」と言う名は春を予見させる味と香りにちなんで名付けられたそうです。
はるみの産地
1位:愛媛1394.6トン/年間(全国シェアは30%)
2位:広島1009.5トン/年間(全国シェアは22%)
3位:静岡671.9トン/年間(全国シェアは15%)
4位:和歌山636.0トン/年間(全国シェアは14%)
5位:愛知298.4トン/年間(全国シェアは7%)
はるみの味
濃厚な味わいのお兄ちゃんデコタンゴールに比べると、「はるみ」はマイルドな甘味の爽やか系。サッと皮をむけばポンカンゆずりの香りが広がります。