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セミノール

セミノール
セミノール
旬の時期
4月 ~ 5月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。セミノールについて紹介します。

セミノールの特徴

「セミノール」の皮は少し硬めですが、とてもきれいで鮮やかな赤橙色の皮が特徴的です。
果汁量がとても多く、中のじょうのう膜(薄皮)も薄いので、ナイフで皮を剥いてから食べるのがおすすめ。
地域によっては「サンクイーン」や「紅小夏」と呼ばれることもあります。
セミノールは「タンゼロ」というグループに入ります。タンゼロとは、グレープフルーツ(または文旦類)とミカン類の交雑で生まれた柑橘のことで、仲間には「ミネオラ」や「スイートスプリング」などがあります。
皮が実からはがれにくいが、手でむくことが可能です。ただ、手で皮をむこうとすると、果汁があふれて手が濡れることもあるので、フキンなどを用意しておくとよいかもしれません。オレンジのようにカット(スマイルカット)して食べるのもおすすめです。
ビタミンAが多く含まれていて、ビタミンAの主要成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強める働きがあるので、暗い場所に目が慣れる能力や視力の低下を防ぐ効果があるそうです。
ただし、ビタミンAは脂溶性ビタミンですので体内に蓄積しやすく、過剰摂取には注意しましょう。
薄皮には食物繊維の"ペクチン"が含まれているので整腸作用やコレステロール低下作用などがあると言われています。

大きさ

1個のあたりの重さは150g~200gです。サイズや形は温州みかんに似ていますが、表面がツルっとしています。

旬の時期

出回り時期は4月から5月頃です。

セミノールの歴史

「セミノール」は「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシータンジェリン」を掛け合わせて誕生したアメリカ生まれの品種です。

1910年代にフロリダ州のアメリカ農務省の試験場で育成され、日本へは1955年(昭和30年)に農学博士の田中長三郎が導入しました。その後、三重県の篤志家、桂清吉が田中の庭で枝変わりのものを見つけ、商品化しました。大分県では、1974年に津久見市が、温州みかんに替わる高級晩柑類として導入したのが始まりとされています。

セミノールの産地

2017年のセミノールの収穫量のうち最も多いのは和歌山県で、約1,357トンの収穫量です。2位は約574トンの収穫量がある三重県、3位は約552トンの収穫量がある大分県。4位は愛知で約79.5トン、5位は愛媛で30トンです。

セミノールの味

果皮は赤みがかった橙色で、甘み、酸味ともしっかりした濃厚な味わいです。果肉はやわらかく果汁がとても豊富。じょうのう膜(薄皮)が薄くてジューシーなので、食べるときは果汁で手が濡れてしまうことも。また種は数個程度入っていることが多いです。

セミノールのレシピ

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