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夏みかん

夏みかん
夏みかん
旬の時期
4月 ~ 5月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。夏みかんについて紹介します。

夏みかんの特徴

日本原産の果物で、初夏に楽しめる柑橘類です。英語での表記は「summer oranges」ですが、和名の正式名称は「ナツダイダイ」です。
皮は厚く、中のじょうのうも厚め。果汁は多く、果肉のぷちぷちとした食感もクセになります。
晩秋には黄色く色づきますが、酸が強すぎるため食べられないため、冬まで待って収穫し貯蔵をして酸を抜くか、春先から初夏まで木で成らせ、熟成してから収穫します。
また、実を収穫せずにそのままにしておくと、次の年は前年と当年の実が同じ木になるという変わった習性から、「実りが代々続く」という意味で名づけられたといわれています。
ビタミンCを豊富に含んでおり、シネフィリンとともに風邪予防にも大きな効果があります。ジョウノウにはペクチンが多く含まれていて、整腸作用があり、便秘やお腹を壊していときに効果があります。

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大きさ

1個あたりの重さは300~500gです。

旬の時期

夏みかんの収穫時期は、4月中旬から5月下旬ごろで夏まで出回っています。

夏みかんの歴史

夏みかんの原樹は、江戸中期に萩市隣の長門市仙崎大日比で発見され、この原樹は1927年から国の天然記念物に認定されています。
一説によると、日本で初めて夏みかんでマーマレードを作ったのは福沢諭吉と言われています。

夏みかんの産地

1位:熊本11866.1トン/年間(全国シェア30%)
2位:鹿児島10610.4トン/年間(全国シェア26%)
3位:愛媛6619.1トン/年間(全国シェア17%)
4位:和歌山3195トン/年間(全国シェア8%)
5位:広島2047.7トン/年間(全国シェア5%)

夏みかんの味

味はそこそこ糖度はあるものの酸味が強いため、ほのかな甘みを包み込むような酸っぱさを感じますが、初夏にはこの甘酸っぱさがかえって爽やかで美味しく感じられます。
収穫時期が分からなかった当初は、とにかく酸味が強いという認識だったためお酢の代用品や観賞用とされていました。

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