イエローポメロの特徴
「イエローポメロ」は、果樹試験場で「八朔(はっさく)」と「平戸ブンタン」を交配して育成された柑橘です。
品種名がイエローポメロと洋風の名前ですが、ポメロは文旦の意味を表し、黄色い文旦という意味です。
イエローポメロの皮はとても分厚く、果肉を守る役割があり長期間の保存ができます。種の数は多いので取り除かなければなりません。
見た目はまん丸で大きく、果皮は黄色や緑色のものがあります。果皮は厚く10mm程もあり分厚いので手では剥くことができません。
イエローポメロは低カロリーですが、カリウムとビタミンⅭが豊富です。キウイと同じぐらいビタミンⅭを多く含む柑橘です。
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世界一大きい柑橘フルーツとして知られ、果実の重さは1個平均500g程度ですが、イエローポメロの中には1kgになる大きなサイズのものもあります。みかん1個の重さは約100gですので、その5倍以上もの重さがあります。
旬の時期
5月~6月に旬を迎える晩生品種で、耐寒性の強い柑橘です。
イエローポメロの歴史
八朔(はっさく)と平戸ブンタンの交配で、1985年に品種登録されました。八朔をもう少し果汁を多くして、鹿児島や長崎など暖かい地域以外でも文旦を作りたいという思いから育種されました。
ポメロは東南アジアから日本へ持ち込まれ、その後自然交配などによってボンタンが栽培されるようになりました。マレー半島原産のムクロジ目ミカン科ミカン属の低木の柑橘です。
タイ料理では一般的なサラダ「ヤムソムオー」にも使われています。
イエローポメロの産地
イエローポメロが誕生してから25年以上も経過していますが主な産地はまだありません。
静岡県を中心に作られ、静岡県での流通に留まっています。
イエローポメロの味
果肉には張りと弾力があり、ぷりぷりとした歯触りが楽しめます。香りは豊かで、ほのかに文旦特有の苦みを感じます。
爽快感があり甘味と酸味の両方が味わえます。果汁が多くジューシーです。実一粒が大きく、弾力があるので食べ応えがあります。