かんきつ中間母本農6号の特徴
「かんきつ中間母本農6号」は果皮は橙色で扁球形をしており、ジョウノウ膜はやや柔らかい程度でサジョウは濃い橙色をしています。果汁が多く、キングマンダリンに似た香りを持っています。全国的にわずかしか栽培されておらず、一般のスーパーなどにはほとんど出回らない希少な品種です。
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※24年9月の売上実績からランキングを作成しています大きさ
平均果重が約120gと一般的な温州みかんに比べ小さいです。
旬の時期
「かんきつ中間母本農6号」の成熟期は1月下旬~2月上旬ですが、貯蔵性が高いため、低温貯蔵すると初夏頃まで美味しく食べることができるそうです。美味しい旬の時期は2~3月です。
かんきつ中間母本農6号の歴史
「かんきつ中間母本農6号」は1986年に果樹試験場興津支場(現カンキツ部興津)において、「キングマンダリン」に「無核紀州」を交雑して育成された柑橘で、2001年に登録出願、2004年に品種登録されました。「かんきつ中間母本農6号」は品種名に「中間母本」とあるようにこの品種を交配親として育種することを想定して登録された品種のため、本来一般の小売市場に出回ることは無いはずでしたが、このみかんの味の良さから小売業者をはじめ流通・加工関係者から高く評価され、市場に求められるかたちで徐々に広まってきました。
かんきつ中間母本農6号の産地
「かんきつ中間母本農6号」の産地は香川県が2.2haと、熊本県1.1haのみとなっています。
かんきつ中間母本農6号の味
キングマンダリンに似た食味で糖度が高く、種が入らず、濃厚な味わいをしています。