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甘平

甘平
甘平
旬の時期
1月 ~ 2月
JAみっかびが監修する柑橘図鑑です。甘平 について紹介します。

甘平の特徴

「甘平」の読み方はカンペイと読み、系統名は「愛媛34号」です。甘みが強く酸味が少ない特徴を持ち、果皮は手で簡単に剥ける薄さで袋も薄く、果肉はみっちりと詰まっており小さめでぷりぷりしています。外果皮、内果皮ともにとても柔らかく薄いため手で簡単に剥いてすぐに食べられます。種がほとんどなく果汁も多めですので、お子さんからお年寄りまで食べやすく、柑橘の酸っぱさが苦手な方にもおすすめです。平成生まれの甘平の生産量はまだまだ数がかなり少なく、価格は高めですが贈答用としても人気が高い品種です。
見た目は扁平形で、果皮は橙色が鮮やかで、なめらかな外皮をしています。果実の糖度は1月下旬ごろで13度以上、クエン酸含量は1.1%となります。高級柑橘としても有名な「せとか」と比べても引けを取らない味と、食べやすさともにハイクオリティな柑橘です。「せとか」は手で簡単に剥けませんので、食べやすさで言うと甘平のほうが一歩リードしています。

大きさ

甘平のサイズは平均温州ミカンのLサイズと同じぐらい。6.7cm~7.3cmぐらいの大きさです。不知火(デコタンゴール)と同じぐらいの大きさです。

旬の時期

旬は1月下旬から2月下旬の約1か月間です。

甘平の歴史

2007年に愛媛県の果樹試験場で誕生した甘平は、「西の香」と「ポンカン」を交配して誕生した柑橘です。厳密にはミカン類とオレンジ類の交雑種のタンゴールドです。1991年(平成3年)に「西の香」と「不知火」の花粉を交配しガラス室内で育成。2000年(平成12年)に「愛媛34号」の系統名で一次選抜され、2004年(平成16年)までの調査結果から無核性で品質の良い系統であると確認されました。2005年(平成17年)に品種登録出願し、2007年に品種登録されました。

甘平の産地

愛媛県のオリジナル品種として、愛媛県下でのみ栽培されています。主な産地は宇和島市、伊方市、八幡浜市です。新しい品種のため栽培が難しく、ノウハウが確立されていな状態です。栽培途中で実割れや落果が起こりやすく、気候条件にも大きく左右される品種です。

甘平の味

ぷりぷりとした果実の歯ざわりは、シャキシャキとしており柑橘では珍しい食感が楽しめます。後味が爽快で濃厚な甘さが特徴的です。
甘平は、「清見(きよみ)」と「トロビタオレンジ」を交配させて誕生した「西の香」、その「西の香」と「ポンカン」を交配させて作られたので、柑橘の良いところをたくさん受け次いでいます。

甘平のレシピ

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