はっさくの特徴
文旦やサボンなどに近い雑柑である「八朔(はっさく)」は、果皮が少し黄色くて、比較的、大玉です。
黄橙色の皮は厚くて手では少し剥きづらいですが、じょうのう膜も厚いので、袋をむいて果肉だけを食べます。
名前の由来である「八朔の頃(旧暦8月1日)」だとまだ果実が小さく食用には適していません。
ほとんどの人がはっさくの果肉だけを食べるが、中袋と皮にもたくさんの栄養分があります。
はっさくを食べたときに感じる"苦み"の正体は、「ナリンギン」という成分で、食欲抑制作用や脂肪の分解を促す作用があるのでダイエット効果が期待できます。
さらに血管を丈夫にしたり、アンチエイジング、花粉症対策にも効果があるといわれています。
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旬の時期
収穫は12月頃から始まり、通常は2月中旬位には収穫を終えますが、完全に木成りで完熟させたものは3月中旬頃が収穫時期となります。通常収穫後1カ月から2カ月程貯蔵され、酸味が落ち着いてから出荷されます。
はっさくの歴史
八朔は1860年頃、広島県因島田熊町のお寺「恵日山浄土寺」の境内で発見された品種です。「八朔」の名は、当時の住職であった小江恵徳が「八朔には食べられる」と言ったことから名付けられたというのが定説となっています。
ここでの「八朔」とは「八月朔日(さくじつ)」の略で、「朔日」とは「ついたち」、つまり「陰暦の8月1日(新暦の8月30日)には食べられる」ということです。
はっさくの産地
1位:和歌山23991トン/年間(全国シェアは67%)
2位:広島7161.9トン/年間(全国シェアは20%)
3位:愛媛1309.5トン/年間(全国シェアは4%)
4位:徳島766.4トン/年間(全国シェアは2%)
5位:大分480トン/年間(全国シェアは1%)
はっさくの味
皮は厚いですが、剥いた時のさわやかな香りがたまらない柑橘です。独特のほろ苦さがあり、上品な甘さとほどよい酸味が特徴です。果肉は歯ごたえがあり、「プリ、パリッ!」とした「食感」と「味」のバランスがたまらなく、「他の柑橘は食べなくても、「はっさく」は食べる!」って人もいる、少し癖になる味と言われています。