アボカドの品種は何種類?日本の寒さに負けない希少な国産4品種と美味しい見分け方

アボカドの品種は何種類?日本の寒さに負けない希少な国産4品種と美味しい見分け方

普段スーパーで手軽に買えるアボカド。「どれも同じような見た目だし、味も変わらないのでは?」と思いがちですが、実は世界には1,000種類以上もの品種が存在します。

品種によってコクの強さや食感はもちろん、育ち方や見た目まで実に個性的です。この記事では、代表的な系統や「Aタイプ・Bタイプ」と呼ばれるアボカド特有の不思議な生態、そして日本の気候で育つ希少な国産品種について分かりやすく解説します。

アボカドの品種は何種類?スーパーの定番との違い

スーパーの売り場に並ぶアボカドを見ていると、「どこで買うアボカドも同じ品種なのかな?」「どんな種類があるんだろう」と疑問に思ったことはありませんか?

日本で流通しているもののほとんどは1つの決まった品種ですが、世界に目を向けると見た目も味わいも全く異なるバラエティ豊かな品種が存在します。まずはアボカドの基本となる系統や、一般的に流通している品種との違いから確認していきましょう。

実は世界に1000種類以上!代表的な3つの系統

アボカドの品種は世界に1,000種類以上あるとされ、大きく3つの系統に分けられます。

代表的な系統 特徴
メキシコ系 耐寒性が高く、皮が薄いのが特徴。果肉は油分が多く濃密な味わいです。
グアテマラ系 皮が厚くゴツゴツしています。スーパーでおなじみの「ハス種」もこの系統です。
西インド諸島系 熱帯の温かい地域で育ち、大きめで水分が多くあっさりした味わいです。

日本のスーパーで売られている輸入品の約9割は、グアテマラ系の「ハス種」という品種です。

アボカドの「一番美味しい品種」はどれ?濃厚さで変わる選び方

数多くある品種の中で、「一番美味しいアボカドの品種を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。一般的に「美味しいアボカド」とされる基準は、果肉に含まれる脂質(オイル分)の濃厚さや質の良さにあります。

世界的に高い評価を受けている代表的な品種は、以下のように味わいのタイプが分かれます。

タイプ 味わい・食感の特徴 代表的な品種の例 相性の良い食べ方
こっくり濃厚系(一番人気) ナッツのような香ばしさと最高峰の濃厚なコク フェルテ、ハス、スチュワート わさび醤油、アボカド丼、そのまま生食
あっさり・なめらか系 脂肪分が爽やかで、後味がすっきりとなめらか ベーコン、メキシコーラグランデ 加熱料理、サンドイッチ、サラダの具材

こっくり濃厚なコクを求める方には「フェルテ」や「スチュワート」、爽やかで上品な味わいを好む方には「ベーコン」などが選ばれています。普段食べているハス種以外の品種を知ると、自分にとっての「一番美味しいアボカド」が見つかりやすくなります。

自分好みの食感や味わいの品種を探すのも、アボカドの楽しみ方のひとつです。

日本で育てられるアボカドの品種とは?

アボカドといえば南国のフルーツというイメージが強いため、「日本の気候でアボカドなんて育つの?」と不思議に思う方も多いかもしれません。

熱帯原産のデリケートな果樹ではありますが、実は日本の気候に適した特定の品種を選ぶことで、近年は国内でも栽培に成功する農家が増えてきています。日本で育てられている注目の国産品種についてご紹介します。

温暖化とはいえ冬は寒い…鍵を握る「耐寒性」

日本でアボカドを育てる際に最大の壁となるのが「冬の寒さ」です。熱帯原産のアボカドは霜や低温に弱く、一般的な品種は日本の冬を越せません。

そこで注目されているのが、マイナス数度の寒さにも耐える「耐寒性」を持ったメキシコ系やその交配種です。日本の気候に適応できる品種が選ばれることで、国内での栽培に成功しています。

国産アボカドの魅力と日本で育つ注目の品種

日本で育てられる国産アボカドの一番の魅力は、「樹上で限界まで熟させることができる」点です。輸入物は輸送期間を見越して固い状態(青果)で収穫されますが、国産は木の上でしっかり栄養と油分を蓄えさせてから収穫できるため、濃厚で質の良い味わいになります。

日本の気候に適応し、栽培されている代表的な国産品種には次のようなものがあります。

  • ベーコン: 寒さに強く、表面が滑らか。爽やかで上品な味わい。
  • フェルテ: ナッツのような香ばしさと濃厚なコクを持つ人気の品種。
  • メキシコーラグランデ: 薄い皮とフルーティーな果肉。耐寒性が非常に高い。
  • スチュワート: 熟すと皮が黒くなり、クリーミーで濃厚な脂質が特徴。

知ると面白い!アボカド栽培の不思議と「Aタイプ・Bタイプ」の秘密

一般的な果樹や植物の多くは、1つの花の中に雌しべと雄しべがあり、同じタイミングで開花して受粉したり、風や虫によって自然と実をつけます。

しかし、アボカドには他の植物には見られない非常に特殊で面白い生態があります。それが、時間帯によって花の「性別」が入れ替わる「Aタイプ」と「Bタイプ」という開花パターンです。

アボカドの花は1つの花に雌しべと雄しべの両方を持っていますが、自家受粉を防ぐため「雌として開く時間」と「雄として開く時間」が時間差で入れ替わる「雌雄異熟(しゆういじゅく)」という珍しい性質を持っています。

  • Aタイプ: 午前中に「雌花」として開き、翌日の午後に「雄花」として開く
  • Bタイプ: 午後に「雌花」として開き、翌日の午前中に「雄花」として開く

このように、1本だけでは自分の雌しべと雄しべが開くタイミングがズレてしまうため、基本的には同じ木の中で受粉することができません。

確実に実を実らせるためには、お互いの開花時間がぴったり重なるように「Aタイプの品種」と「Bタイプの品種」をペアで近くに植える(混植する)必要があります。

Aタイプの雌花が開いている時間に、Bタイプの雄花から花粉をもらうことで、初めて受粉が成功します。アボカドの果実は、この巧妙な「AタイプとBタイプの出会い」によって作られているのです。

【農家応援企画】品種のドラマを味わう!数量限定・三ヶ日の国産アボカド

ここまでお読みいただいた皆さんは、スーパーに並ぶハス種だけでなく、「他の品種を食べてみたい」「採りたての国産アボカドを味わってみたい」と感じているのではないでしょうか?そこでおすすめしたいのが、日本の果樹農業の現場からお届けする、産地直送の特別な国産アボカドです。

静岡県三ヶ日(みっかび)のミカン農家が、「地域に新たな特産品を生み出し、活性化につなげたい」という熱い想いから始めたアボカド栽培。前例が少なく栽培が難しいなか、三ヶ日の気候に適した寒さに強い品種を見極めるため、約8年もの歳月をかけて研究を重ねてきました。

鮮度が違う!ミカン農家が挑む「樹上熟成」の味わい

海外産のアボカドは長距離輸送に耐えるため、青く硬い状態で収穫されて船便で運ばれるのが一般的です。一方、国産アボカドは長距離輸送の必要がないため、木の上でギリギリまで長く熟成させることができます。

樹上でしっかりと旨みや甘み、良質な油分を凝縮させた三ヶ日産アボカドは、海外産とはひと味違う濃厚でフレッシュな味わいに仕上がっています。長年のみかん作りで培った技術と情熱が注ぎ込まれた一品です。

ご注文時期に合わせて届く、スーパーでは出会えない希少品種

アボカドは品種によって収穫時期が異なります。本取り組みでは、ご注文受付時期に合わせてその時に一番の旬を迎える品種をお届けいたします。普段スーパーに並ぶハス種とはひと味違う、個性豊かな味わいをお楽しみください。

アボカドは品種によって収穫時期が異なります。そのため、ご注文の受付時期・発送時期に合わせて、その時に一番の旬を迎える品種をお届けいたします。

【ご好評につき完売】10月中旬頃発送の品種(受付期間:9/25〜10/10)

お届け品種 脂質(濃厚さ)の特徴
スチュワート 油分が多くバターのように濃厚。特有の芳醇なナッツ香が際立ちます。
メキシコーラグランデ 皮が非常に薄く、果肉は繊細でクリーミー。あっさりした味わいです。

11月中旬頃発送の品種(受付期間:10/25〜11/10)

お届け品種 脂質(濃厚さ)の特徴
ベーコン 熟しても皮は緑色のまま。なめらかな口当たりとほんのりした上品な甘味が特長。
フェルテ ねっとりした食感と、軽やかな甘味が楽しめます。

※各受付期間で販売数量が限られております。

※生育状況によりいずれかの品種をお届けするため、品種のご指定はできかねます。

※お届け後は直射日光・高温多湿を避け、常温で1週間程度しっかり追熟させてからお召し上がりください。

  • 価格: 6,765円(税込)

数量限定でのお届けとなります。

形や大きさに多少のばらつきもございますが、長年のみかん作りで培った技術を活かし、農家が丁寧に育て上げた挑戦の果実です。スーパーのアボカドとはひと味違う、国産・採りたてならではの味わいや、品種ごとの豊かな個性を感じていただけます。

この土地の新しい取り組みから生まれた特別なアボカドを、この機会にご自宅で楽しんでみませんか。

参考サイト

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