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みかんには、ビタミンCやβ-クリプトキサンチン、GABAなど、健康に良い栄養素がたくさん含まれています。特に、骨を強くして骨粗鬆症を予防する効果があると言われるβ-クリプトキサンチンや、血圧を下げる効果があるとされるGABAが知られており、みかんを食べることで健康に良い効果が期待されます。
こちらの記事では、みかんの栄養素について詳しくご説明しています。
みかんの健康効果はいかほど?栄養・成分、盛りだくさん!
みかん1個当たりのカロリーは約35kcal。厚生労働省が推進している「健康日本21」では、1日当たり200g以上の果物を食べることが推奨されています。みかん1個当たりはおよそ70g前後(可食部)のため、1日3個食べると適量と言えます。
みかんの皮を剥くとき、みなさんはどのような方法で剥くでしょうか?ヘタから剥く人もいれば、おしりから剥く人もいるでしょう。はたまた、割ってから剥く人もいるかもしれません。
今回は、みかんの皮の剥き方や遊び方をご紹介します。意外と奥が深いみかんの皮の魅力を発見しましょう。
まずは多くの人が実践しているであろう、おしり(下)側から剥く方法です。柔らかくなっている部分に指で穴をあけ、そこから放射状に上へ剥いていきます。
下から剥くことのメリットは、何と言っても剥きやすいことでしょう。最初に穴をあけるときに勢い余りさえしなければ、薄皮を破る危険性もグッと下がります。
次も多くの人がやっているであろう、ヘタがついている上側から剥く方法です。ヘタの周りに爪を立てて穴をあけ、そこから下へ剥いていきます。
上から剥くメリットとして、ヘタとつながっている、果実の中心の白く固い部分(果心)を取りやすいことや、剥いた後に皮をお皿がわりに使いやすいことが挙げられます。上手に剥ければ最も視覚的に美しい剥き方と言えるかもしれません。
「有田剥き」とは、温州みかんの主要産地のひとつである和歌山県の有田(ありだ)地方から広がった剥き方です。みかんを割ってから皮を剥く方法で、ほんの数秒で皮を剥いて果実を食べることができます。
剥き方はいたって簡単です。まず、みかんのおしり側を上にし、まずは一度縦に2つに割ります。そして向きを変え、1回目と交差するようにもう一度割ります。
慣れないうちは薄皮を破ってしまい、房がボロボロになることもありますが、慣れると他の方法と比べて速くきれいに剥けるようになります。また、皮についている白い部分(アルベド)もはがれやすくなります。
コツ
この剥き方は軍手をつけているときでも実践できるため、みかん農家が畑でみかんを味見するときにもよく使われます。
みかんの薄皮は、便通をよくする食物繊維や、冷え性を改善するヘスペリジンなどの栄養成分が豊富に含まれているため、可能であれば果実と一緒に食べたほうが健康によい効果が得られます。
しかし、時には、薄皮まできれいに剥いて、みかんの滑らかな食感を楽しみたいこともあるのではないでしょうか。特に、小さなお子さんが食べるときには、薄皮が口に触らないように剥いてあげる必要があります。
今回は、みかんの薄皮をきれいに剥く方法を2通りご紹介します。
包丁を使って、きれいに薄皮を剥く方法もあります。重曹で茹でる場合と比べて手間がかかりますが、お湯で茹でない分、栄養価が高く保たれます。
少々手間はかかりますが、純粋な果実の部分だけのジューシーな食感を楽しめます。ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
みかんの薄皮には、食物繊維やヘスペリジンなどの成分が豊富に含まれています。みかんには、食物繊維の中でも水溶性のペクチンが多く、おなかの調子を整えて便通を改善したり、血糖値の上昇を抑制したりといった効果があります。
また、みかんをはじめとする柑橘類に含まれているヘスペリジンには、血流をよくして冷え性を改善したり、肌のストレスを和らげたりする効果があります。ヘスペリジンは特にみかんの薄皮と白い綿の部分に多く含まれているため、それらを取り除かないようにして食べると効果が大きくなります。
薄皮や綿はないほうが良いと思っている方も多いかもしれませんが、実はみかんの中でも栄養価が高い部分と言えます。今度みかんを食べる際には、ぜひ薄皮や綿をあまり取り除かずに食べてみてください。
みかんの皮は柔らかいため、剥き方の自由度が高いのが魅力です。みかんの皮を使って様々な遊びを楽しむことができます。
みかんの皮を決まった形に剥いて3Dの作品を作ったり、剥いたあとの皮で絵を描いたりして遊べます。こちらの本では様々なピールアートの作品が紹介されています。ぜひみかんを用意して、挑戦してみてください。
あたらしいみかんのむきかた | 小学館 (shogakukan.co.jp)
リンゴを回転させながら皮を剥くと、途中で一度も切れなければ長い一本の紐状に剥くことができます。みかんの柔らかい皮であれば、手でリンゴと同様に細く長く剥くことができます。
どれだけ長くみかんの皮を剥けるか、友人や家族と勝負してみてはいかがでしょうか。
皮で楽しんだら、中身の果実もたっぷりと堪能しましょう。なお、みかんの皮を触った手で目をこすると痛みを感じることがあります。みかんの皮に触ったあとは手を洗いましょう。
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