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食農教育とレシピ開発に力を入れるJAみっかび女性部・山本恵子さんに直撃! 三ヶ日インタビュー企画第3弾

食農教育とレシピ開発に力を入れるJAみっかび女性部・山本恵子さんに直撃! 三ヶ日インタビュー企画第3弾

JAみっかび女性部 山本 恵子さん

JAみっかびの女性部長・理事を歴任し、三ヶ日みかんを用いたレシピ開発や食農教育に力を入れている山本恵子(やまもと けいこ)さん(62歳)。 優秀なみかん農家でもあり、40年以上にわたってみかん栽培に携わっています。約5万㎡の畑で2,500本ほどのみかんを栽培し、2020年度の農協祭では最優秀賞を受賞しました。 今回は、産地の中で食と農の教育に尽力する山本さんの、三ヶ日みかんに込める想いをお聞きします。

JAみっかびの女性部長・理事を歴任

JAみっかび女性部での活動について教えてください

実家がみかん農家だったこともあり、産地に貢献したいとの思いからJAみっかびの女性部に入りました。食育研究会と加工部会の二つの活動に参加し、三ヶ日の農業と食の魅力を子どもたちや消費者に伝える活動をおこなっています。

女性部長としては、静岡県内外のJA女性部との交流促進に力を入れました。JAあいら伊豆の女性部と共同で「よさこい踊り」を披露したり、静岡各地のJAの女性部長と連絡を取り合って交流会を企画したりしました。 また、県のJA女性部の活動発表会があった際には、20~30人の部員とともに「よさこい踊り」を披露したこともあります。農業のみならず、地域の文化を次の世代に繋げていきたいと考えています。

レシピ開発や食農教育に尽力

三ヶ日みかんを使ったレシピや商品の開発に携わっている山本さん。地域の子どもたちにみかん栽培や農業について知ってもらう「食農教育」にも力を入れています。

三ヶ日みかんのレシピや商品開発について教えてください

JAみっかびの加工グループの立ち上げに関わりました。加工グループでは、三ヶ日みかんを使ったお菓子や食べ物のレシピを考案し、商品化しています。

加工グループのメンバーは、私のような三ヶ日みかん生産者の女性たちです。丹精を込めて育てた三ヶ日みかんを美味しく食べるため、日々知恵を絞っています。レシピの開発に関心を持って集まった意欲的な仲間とともに、和気あいあいと活動しています。

「食農教育」とは何でしょうか?

「食」とそれを生み出す「農」の現場に触れ、体験を通して学ぶことを言います。食育研究会の活動を通して、子どもたちが地域の農業に関心を持つためのきっかけ作りをおこなっています。 三ヶ日で特に盛んな三ヶ日みかんの栽培と稲作に着目し、田植えや稲刈りの作業を体験したり、収穫したみかんや米を料理して食べたりする機会を提供しています。

なぜ、今、「食農教育」なのでしょうか?

幼少期から小中高校生にかけての若々しい感性を持つ時期に、「本物」のみかんや米を食べるという経験をすることは、その子の今後の人生にとってとても大切だと考えています。三ヶ日の中でも農業に関わる人は減っています。食や農の現場に触れる体験を通して、「食べる」ことや食べ物を生み出す農業への関心を培ってほしいのです。

また、みかんの収穫期には、みかんを丸ごと使った「みかんおはぎ」やみかん果汁を用いたシフォンケーキなど、三ヶ日みかんを使ってお菓子を作る体験も提供します。自分の手で採ったみかんで作る料理の味は格別です。子どもたちの満足した顔を見ると、私たちもとても嬉しくなります。

三ヶ日みかんのおすすめ商品を教えてください

ぜひ一度召し上がっていただきたいのが、食育研究会の仲間と考案した「焼肉のタレ」です。 9月上旬に摘果した青島みかん果汁を使い、爽やかさとコクをあわせ持つタレに仕上げました。素材にこだわり、三ヶ日産のにんにくとはちみつを使用しています。また、リンゴを含むその他の原材料もすべて国産のものを厳選し、特別な配合で調合しています。

JAみっかびの直売所やECサイトからご購入いただけます。お中元や贈り物に、ぜひお求めください。

農協祭で最優秀賞を受賞

山本さんは、JAみっかびの特産物を評価する農協祭で、三ヶ日みかんの生産者として2020年度の最優秀賞に選ばれました。みかんに含まれる糖度と酸のバランスや大きさ、見た目の美しさなどの各項目で高い評価を得たことが受賞につながりました。

美味しいみかんを作る秘訣を教えてください

「頻繁にみかんの様子を見ること」、これに尽きます。現在、経営は息子に任せていますが、少しでも時間があればみかん畑を訪れてみかんの状態を確認します。 みかんは手をかければかけるほど美味しくなると信じて、十分なケアを心がけています。

今後の目標を教えてください

生産者として三ヶ日みかんを盛り立てていきたいという思いがあります。次の世代に三ヶ日みかんのタスキを繋いでいくためにも、孫に興味を持ってもらえるようなみかん作りを目指します。

食農教育では、牛肉やはちみつなどの特産品と三ヶ日みかんのコラボを考案中です。食育研究会の仲間と話し合いながら、三ヶ日牛と三ヶ日みかんを組み合わせた太巻きの開発を進めています。三ヶ日の美味しいものを、子どもたちに存分に味わってもらえるようなレシピを考えるべく、これからも試行錯誤していきます。

また、加工グループのメンバーが手ずから収穫したイチゴやレモンを使って、新たな三ヶ日みかんジャムを試作中です。完成した暁には、ぜひお手に取っていただきたいです。

おわりに

三ヶ日みかんの旨みを凝縮した自慢の加工品を数多くご用意しています。ぜひ一度味わってみてください。

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