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青年部で活躍する若手みかん農家・森田雄大さんに直撃! 三ヶ日インタビュー企画第6弾

青年部で活躍する若手みかん農家・森田雄大さんに直撃! 三ヶ日インタビュー企画第6弾

就農した理由は何ですか?

実家がミカン農家で、小さいころから三ヶ日みかんに触れてきました。

そのなかで、家族や産地がつないできた三ヶ日みかんを残したい、絶やしたくないという思いが募り、就農を決めました。常に体を動かしていられるので、運動が好きな自分にも合っていると感じています。

また、家族経営のため、親が引退したら自分が主となって栽培をするために、早いうちから現場に慣れたいと思ったのも大きなきっかけです。

就農前後の心境の変化はありましたか?

就農前は年間を通じて黙々と作業を行う仕事だと考えていましたが、実際に就農すると、既存の栽培方法にとらわれることなく新しいやり方に挑戦できる、自由度の高い仕事であると感じました。

就農2年目ということもあり、現在は家族に教えてもらいながら作業をしていますが、いずれは従来のやり方を維持しつつ、新しいことにも挑戦したいと考えています。農青連で共有される栽培のコツや時代に沿った新しい栽培方法など、挑戦したいことはたくさんありますが、まずは基本知識と技術を習得するために日々頑張っています。

また、三ヶ日町の農家さんの多くが三ヶ日みかんを栽培しているため、困ったことがあればみなさんが助けてくれます。地域の温かさとつながりの多さも、就農後により強く感じたことです。

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ミカンを育てるうえで大切にしていることはりますか?

農青連活動への参加を大切にしています。農青連は三ヶ日みかんの栽培に強い思いを持った若い農家さんの集まりなので、会合に参加することで意思の共有と栽培に関する情報交換ができます。農青連に刺激を受けることが多く、自分の栽培のモチベーションになっているため、欠かすことのできない存在です。

また、作業のしやすい環境づくりを心がけています。園地には段々畑が多く足場が崩れやすいため、けがをしないためにも、危険箇所を改善することを意識しています。

その他にも、隔年結果を是正し、毎年安定して収穫できるように日々研究しています。そのためにも、30以上の畑を家族で可能な限り回り、ミカンの成長をこまめにチェックしています。毎日観察することで小さな変化に気づくことができるので、大切な作業として取り組んでいます。

就農して嬉しかったことを教えてください。

就農することで、小さいころからお世話になっていた「三ヶ日みかん」というブランドに恩返しできていることが一番嬉しいです。自分が栽培することで、ブランドの発展に貢献できていると思うとやりがいを感じます。

休日の過ごし方

基本的に決まった休みはありませんが、定期的に休みを取るようにしています。残業が少ないので仕事終わりにスポーツをしたりサウナに行ったりしてリフレッシュしています。

好きな作業は何ですか?

ユンボを操縦して行うみかんの定植が好きです。また農薬散布もSSという機械に乗って行うので、機械が好きな自分にとっては楽しい作業です。

大変な作業は何ですか?

夏に行う消毒はカッパと防護マスクを着用して行うため、一番大変な作業だと思います。また機械が入れない狭い園地や傾斜の急な園地はほとんどが手作業のため、どの作業も想像以上に大変で、機械化の難しい収穫作業は、人手不足もあり特に大変です。しかし、より多くの三ヶ日みかんをみなさんにお届けするために頑張っています。

今後の農業に期待することはありますか?

今後さらに機械化が進むと思いますが、少子高齢化に対応した高齢者も簡単に操作できるような農業機械が開発されることを期待しています。自分のような若い世代に限らず、どの世代でも使えるような、ハードルの低い安全な機械があれば、どの世代にとっても作業時間短縮や体の負担軽減につながると思います。

将来はどのような農家になりたいですか?

自分の栽培スタイルを見つけて、成功させたいと思っています。今は家のやり方を基にしてミカン栽培に取り組んでいますが、その中で出た作業方法や栽培方法のアイデアの多くをなかなか実行に移せずにいるので、失敗を恐れずに多くのことに挑戦したいです。三ヶ日町は高齢化や人材不足に直面している一方、新規就農を目指す、自分と同じような若い世代もいます。いずれは、ミカンを栽培したい人が安心して栽培に専念できるような仕組みづくりにも携わりたいと思います。

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