機能性表示食品として受理されている三ヶ日みかん。
骨粗しょう症の発生リスクを低減させる効果が見込まれるβクリプトキサンチンと、本記事で紹介するGABAを多く含むとして、W表記は生鮮食品として初のことでした。GABAに期待される効果についてご紹介します。
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※24年10月の売上実績からランキングを作成していますGABAとは?
GABA(ギャバ)の正式名称は、γ‐アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)です。GABA は神経伝達物質の一種で、脳の興奮を鎮めてストレスを緩和する効果があると言われています。人間の体内でも産生されており、心や体をリラックスさせる働きをしています。1日あたり30mgのGABAを摂取することが推奨されています。
GABAの効果・効能は?
1)緊張やストレスを和らげる
緊張やストレス、運動によって興奮状態になっているとき、脳内ではアドレナリンが分泌されます。GABAには、アドレナリンの分泌を抑制して脳の興奮を鎮め、リラックスさせる効果があります。
2)睡眠の質を高める
GABAが持つリラックス効果は、特に副交感神経が優位になる睡眠中に発揮されます。体内でGABAが合成されるのも、主に睡眠中だと言われています。規則正しい睡眠をとることによってGABAが産生され、GABAが作られることによってさらに睡眠の質が高まる、というプラスの循環を生み出すことができます。
睡眠前にGABAを補給すると、より良い眠りをサポートしてくれます。
3)高血圧を予防する
GABAには、高血圧を予防する効果もあります。特に日本では、過度なストレスが高血圧をもたらす大きな要因のひとつと言われています。GABAを摂取することでストレスが緩和され、高血圧の原因の解消につながります。
三ヶ日みかんはGABAが豊富!
後述する通り、温州みかんは、GABAの含有量が多いことで知られています。中でも、JAみっかびの青島みかんと早生みかんは、血圧の改善効果を持つGABAを豊富に含んでいることが認められ、機能性表示食品としての届出が受理されました。柑橘類でGABAの機能性表示が認められているのは三ヶ日みかんだけであり、国内初の事例です。
三ヶ日みかんとGABA
三ヶ日みかんに含まれるGABAは、高血圧を抑える効果を持ち、健康によいとして「機能性表示」を認められました。
三ヶ日みかんのGABA含有量は、品種や栽培条件によって変化することがわかっています。JAみっかびの早生みかんと青島みかんのGABA含有量を比較したところ、青島みかんの方が早生みかんより濃度が高いことが示されました。
また、青島みかんでも出荷時期によって濃度が変化することがわかりました。具体的には、年内に出荷されるものに比べて、収穫後に比較的長期間にわたり貯蔵され、年が明けてから出荷されるみかん「貯蔵青島」の方がGABA含有量が多いという結果でした。
みかんには、GABA以外にもβ-クリプトキサンチンやビタミンC、クエン酸などの栄養素が豊富に含まれています。のどが渇いたときの水分補給や、小腹がすいたときのおやつとして、手に取ってみてはいかがでしょうか。
【管理栄養士監修】みかんの栄養・成分は?健康的な食べ物です!
みかんは古くから日本人に食されてきた果物です。冬場に旬を迎えることから、こたつとともに冬の風物詩として親しまれてきました。 みかんを食べると風邪知らずと言われ、健康によい栄養素が豊富に含まれる果物としても知られています。そこで今回は、みかんに含まれる栄養素とその効能についてご紹介します。
https://mikkabimikan.jp/blog/19
GABAを1日分摂取するには、三ヶ日みかんを何個食べればいい?
健康によい三ヶ日みかんですが、1日に何個食べればその効果が発揮されるのでしょうか。
三ヶ日みかんには、100gあたり12.3mg以上のGABAが含まれています。1個が100g程度であるため、3個食べればGABAの1日の必要量を摂取することができます。
三ヶ日みかんが誇る機能性の1つであるβクリプトキサンチンについても、1日に3~4個の三ヶ日みかんを摂取していた人のβクリプトキサンチン血中濃度が最も効果が高いことが分かっています。3個を目安に三ヶ日みかんを食べることで、健康状態の維持・改善が期待できます。
GABAをよく含む食品
発芽玄米
発芽玄米とは、精米する前の玄米をわずかに発芽させたものです。玄米よりも食べやすく、栄養価も高いといわれています。
発芽玄米100g中に含まれるGABAの量は10mgで、白米の約10倍にあたります。GABAは水溶性のため、とがずに軽くすすいで炊くようにしましょう。
チョコレート
GABAを多く含む食品として最も有名なのがチョコレートです。GABAはチョコレートやココアの原料であるカカオ豆に豊富に含まれており、一時的・心理的なストレスを和らげる効果があります。ストレスを低減する効果が認められGABAの機能性表示食品として認可されているチョコレート商品もあります。
トマト
今や一年中手に入る食卓の人気者、トマト。抗酸化作用を持つリコピンが多く含まれていることで知られていますが、GABAの含有量も多いのです。ミニトマトの場合、100gあたり約35mgのGABAを含みます。1日に必要なGABAの摂取量は30㎎と言われていますが、これは5〜6個のミニトマトを食べれば十分に接種することができます。 GABAの合成を促進するビタミンB6を多く含むツナやニンニク、バジルなどと一緒に食べると良いでしょう。 近年では、ゲノム編集技術によりGABAをより多く含む品種の開発もおこなわれており、注目を集めています。
みかん
そして、みかんもGABAを多く含む食品です。
100gあたり12.3mg以上のGABAが含まれています。みかん1個が100g程度であるため、3個食べれば1日の必要量を摂取することができます。
JA三ヶ日に青島みかんと早生みかんは、血圧改善効果に必要なGABAの含有量が認められて、機能性表示食品の届出が受理されました。
柑橘類でGABAの機能性を表示しているのは三ヶ日みかんだけであり、国内初の事例です。
GABAを含む三ヶ日みかんを食べてストレス社会を乗り切ろう!
なにかとストレスが溜まりがちな現代社会。心身ともにリラックスさせる効果のあるGABAを、美味しく三ヶ日みかんから取り入れて、健康な生活を送りましょう!
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