日本には、美味しいみかんの産地がたくさんありますが、静岡県の浜名湖北岸にある三ヶ日町もその一つです。三ヶ日町では、毎年10月から翌年4月頃にかけて、甘みと栄養たっぷりな美味しいみかんを出荷しています。
この記事では、そんな三ヶ日町で栽培されているブランドみかん「三ヶ日みかん」について紹介します。三ヶ日みかんは日本三大みかんの一つにも数えられ、静岡県を代表する特産品として人気を集めています。三ヶ日みかんならではの特徴や品種など詳しく紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎
三ヶ日みかんとは?
静岡県浜松市北区三ヶ日町は、風光明媚な奥浜名湖地域に位置する国内有数のみかん産地のひとつです。この地域でとれる温州みかんは「三ヶ日みかん」と呼ばれ、全国各地の消費者に親しまれています。
三ヶ日みかんの始まりは江戸時代にさかのぼります。享保年間(1716年~1736年)に現在の三ヶ日町にあたる西浜名村平山地区の山田弥右衛門(やえもん)が、紀州那智地方から紀州みかんの苗木を持ち帰ったのが始まりと言われています。紀州みかんは、現在食べられている温州みかんに比べて果実が小ぶりで種が多い品種です。
その後、江戸時代後期の天保年間(1830年~1843年)に、加藤権兵衛という人物が三河の国吉良地方(現愛知県)から温州みかんの苗を導入しました。これによって、現代につながるみかん栽培の礎が築かれます。
明治時代から大正時代にかけて、栽培技術の向上やみかん栽培農家の組織化がおこなわれ、国内有数のみかん産地としての三ヶ日の地位が確立されていきました。早生みかんや青島みかんの導入を経て、今では押しも押されもせぬ一大産地へと成長しています。
三ヶ日みかんの栽培の歴史について、詳しくご覧になりたい方はこちらの記事をお読みください。
三ヶ日みかんの歴史(1)ミカンの一大産地はこうして形成された! | みっかびブログ | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ
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三ヶ日みかんの特徴
三ヶ日みかんは、その甘みだけではなく、コクのある味わいに定評があります。
生産者の技術力
三ヶ日みかんの味を形作っているのは、三ヶ日の土と気候を最大限に活かす栽培管理です。三ヶ日の土壌は、肥料分の少ないやせた土ですが、砂礫質で水はけが良いという特徴があります。そのため、肥料分をうまくコントロールすることで美味しいみかんを作ることができます。また、三ヶ日地域は国内トップクラスの日照量を誇ります。豊かに降り注ぐ太陽の光を受けて光合成が進み、果実は甘みを増していきます。
三ヶ日町柑橘出荷組合、通称「マルエム」では、厳格な栽培・出荷ルールを設け、生産者同士で切磋琢磨しながら栽培技術の向上に取り組んでいます。
機能性表示の取得
みかんには、ビタミンCや食物繊維をはじめとする多くの栄養素が含まれます。JAみっかびでは、β-クリプトキサンチンとGABAに関して機能性表示を取得しています。β-クリプトキサンチンとは、骨代謝のはたらきを助けることで骨の健康に役立つという機能性が報告されている栄養素です。また、GABAは血圧が高めの人の血圧を下げるという機能性が報告されています。2種類の機能性表示を獲得していることは、青果物としては初の事例です。
最先端の選果技術
農家が丹精を込めて育てたみかんは、選果場で成分や外観を検査され、丁寧に箱詰めされてお客様の元に届けられます。
JAみっかびの新しい選果場では、光センサーでみかんひとつひとつの糖度・酸度を測ったり、最先端のAI技術を用いて傷の有無を判定したりする機能があります。腐敗の原因となる小さな傷も見逃さないため、箱みかんを安心して注文できます。
ミカちゃんおすすめランキング
※24年9月の売上実績からランキングを作成していますみかんの品種と収穫期
みかんは一般に冬の果物だと思われていますが、実は10月頃から出回り始め、3月末頃まで販売されます。このように長い期間にわたって販売できるのは、異なる種類のみかんを育てて収穫期をずらしているからです。
みかんは、収穫時期によって極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、普通に区分されます。三ヶ日みかんの代表的な品種としては、極早生種の「日南早生」「ゆら早生」、早生種の「宮川早生」「興津早生」、中生種の「南柑20号」、そして普通種の「青島温州」が知られています。
種類ごとの出回り時期の目安は以下の通りです。
出回る時期 | 外皮 | 袋(じょうのう) | |
---|---|---|---|
極早生(ごくわせ) | 10月上旬~10月下旬 | 薄い | 薄い |
早生(わせ) | 11月上旬~12月上旬 | 薄くて艶やか | 薄い |
中生(なかて) | 11月上旬~12月下旬 | 少し厚みがある | 少し厚みがある |
普通 | 12月下旬~翌3月頃 | 厚い | 厚い |
このような時期による種類の違いは、みかんの皮や袋(じょうのう)の厚みに関係するだけでなく、みかんの鮮度にも関わっています。果皮の薄い極早生種や早生種は収穫後間も無く出荷されるのに対して、12月下旬~2月下旬に販売されている代表品種・青島みかんは収穫後の「貯蔵」を経て出荷されています。
青島みかんが貯蔵される理由としては、みかんの収穫は雪が降る12月下旬より前に終わっていることが多いこと、また、収穫してすぐの青島みかんは酸味が強いため、貯蔵することで程よい酸味とコクを引き出すことができることが挙げられます。三ヶ日町には三ヶ日みかん専用の貯蔵施設があり、収穫した青島みかんを最適な状態で出荷できるように万全の管理が行われています。
「10月に購入したみかんは皮が薄くかった」「12月に買ってみたら皮が厚くなっていた」ということはありませんか?
その原因は、みかんの品種が違うことにありました。
みかんを貯蔵する場合には、皮が分厚い方が水分や栄養素を逃がしにくくなります。逆に、収穫してすぐ食べるのであれば、皮が薄くても乾燥の心配はありません。そこで、収穫から出荷までの期間が比較的短い極早生や早生のみかんは皮が薄めの品種、長期間の貯蔵が必要な普通みかんは皮が厚めの品種を栽培しています。
季節によって、異なる品種を楽しめるのも三ヶ日みかんの醍醐味です。
三ヶ日みかんの旬についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください◎
みかんの旬はいつからいつまで?三ヶ日みかんは旬が過ぎても楽しめる? | みっかびブログ | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ
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三ヶ日みかんの品種紹介
三ヶ日町ではたくさんの品種のみかんを栽培しており、それぞれ違った特徴があります。ここからは、三ヶ日みかんの品種を紹介します。
極早生みかん
9月中旬頃から収穫が開始される、三ヶ日の極早生みかんです。「日南一号」という品種で、すっきりとした甘さが特徴です。皮が薄く、手で簡単に剥くことができるため、小さなお子さんでもパクパク食べられますよ。
早生みかん
11月から12月頃にかけて収穫される、JAみっかびの主力商品のひとつです。温州みかんの中でも早く成熟する興津という品種になります。皮が薄くて剥きやすく、糖度と酸味のバランスが抜群で口当たりが良いみかんです。青島みかんと比べると少し小ぶりです。β-クリプトキサンチンとGABAのダブル機能性表示を取得しています。
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早生みかん | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せなら
【JA公式】三ヶ日の「早生みかん」は、甘みと酸味のバランスが良く、 房の薄皮が薄く口当たりが良いのが特長で、皮も手で簡単にむくことができます。 11月から12月上旬にかけて旬を迎える早生みかんは、10月の極早生みかんと比べて酸味が減り甘みが増しています。 太陽の恵みをいっぱい受けて育った、甘くてジューシーな早生みかんをお楽しみください! 箱のサイズは、4kg、8kgからお選びいただけます。 ※秀品は数量限定販売のため、なくなり次第終了とさせていただきます。 発送:2023年11月中旬頃〜12月上旬頃まで <p style="color: red; font-weight:
早生みかん | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ¥2879〜
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完熟早生「心」
通常なら11月に収穫する早生みかんを、12月まで樹上で完熟させた、特別な早生みかんです。畑に敷いたマルチシートで根からの水分の吸収を抑制することにより、さらに糖度を高めました。コクのある甘みと、濃いオレンジ色の皮が特徴です。最高級の品質をぜひご賞味ください。
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完熟早生「心」 | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せなら
【JA公式】完熟早生 「心」は12月中旬にしか出回らない、希少なミカンです。 通常であれば11月に収穫する早生みかんを、12月まで樹上で完熟させた商品。 濃いオレンジ色にきれいに色づく皮と、コクのある甘みが特長です。 樹上で完熟させている間、鳥や獣に食べられてしまうリスクはありますが、美味しいミカンを味わっていただきたい! そうした農家の想いが詰まった逸品です。 ベストなタイミングを見定めるべく、収穫前は毎日味を確かめて、収穫日を決めています。 厳選商品のため数量限定で販売いたします。 ぜひお早めにお買い求めください。 ※数量限定のため無くなり次第終了となります。 <p
完熟早生「心」 | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ¥3419〜
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早生ミカエース
早生みかんの中でも味、外観ともに最高級の「特選」に選ばれたみかんだけを集めました。12月のお歳暮シーズンに出荷される希少品種です。糖度が高く、強い甘みが特徴です。AIや光センサーによる最新鋭の選果技術を導入し、厳しい品質チェックをクリアしたものだけが出荷されます。
青島みかん
JAみっかびの代表品種、「青島温州」です。貯蔵技術を活かし、12月から2月にかけて販売されています。β-クリプトキサンチンとGABAの2種類の機能性表示を取得しており、酸味と甘みのバランスが良く、コクのある味わいが特徴です。果汁は人気商品のジュースにも使われています。青島みかんは、少し大きめのサイズの方が甘みが強いと言われているため、大ぶりなものを選ぶのがおすすめです。
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【JA公式】三ヶ日みかんの代表品種「青島温州」は、甘みと酸味のバランスがとれた濃厚な味わいが特長です! 扁平で大玉果の青島は、糖度の高さとコクが自慢です。 AIや光センサーによる最新鋭の選果技術を導入しており、安心して召し上がっていただける高品質なミカンをお届けします。 <li>発送:</li> 12月19日までのご注文は年内に発送致します。12月20日以降のご注文のお届けは年明けとなります。 <li>受付:</li> 2月上旬頃まで <p style="color: red; font-weight: bold;"> ※複数注文いただいた場合でも、在庫状況により、
青島みかん | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ¥2663〜
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青島ミカエース
青島みかんの中でも糖度・外観ともに最高級のみかんのみを集めました。糖度や外観の基準が非常に高いため、数量限定で販売を行なっています。その年のみかんの出来によっては、出荷できない場合もあるため、逃さず購入したい人はJAみっかびの公式ホームページをチェックしてくださいね。
みかんの等級ってなに?三ヶ日みかんの最高ブランド・ミカエースとは? | みっかびブログ | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ
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濃蜜青島
濃いオレンジ色の果実は、太陽の光をたくさん浴びた証拠です。畑にマルチシートを敷くことで、根からの水分の吸収を抑えると同時に葉にあたる光を増幅させるという特別な栽培方法を導入しています。収穫後も長期間の貯蔵によって水分を適度に蒸発させ、濃厚な味わいを実現。長期熟成させたこだわりの逸品です。
寿太郎
沼津の山田寿太郎氏が発見した品種を三ヶ日で特別に栽培しています。マルエム印の三ヶ日寿太郎みかんです。
本貯蔵青島「誉れ」
12月に収穫した青島みかんを木箱で熟成させます。匠の技で完成する特別なみかんです。蔵出しされたみかんは酸が適度に分解され、まろやかな味に仕上がっています。みかんが希少になる3月頃から4月上旬まで出荷されます。
極宝早生
JAみっかび史上、最高糖度の早生みかんのみを厳選しました。生産の状況によっては販売できない場合もあります。
極宝青島
青島みかんの中でも最も糖度が高いごく少数のみかんのみを選別した超特選品です。まさに三ヶ日みかんの至宝とも呼べるみかんです。
甘くて美味しい三日日みかんを存分に味わおう!
みかん産地として、長い歴史を誇る三ヶ日町。豊かな風土に育まれた三ヶ日みかんは、今年も艶やかな実を実らせています。季節ごとに変わる品種の食べ比べを楽しめるのも、大きな魅力となっています。生産者のこだわりの詰まった三ヶ日みかんを、ぜひ一度ご賞味ください◎
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