健康にいいイメージのあるミカン。
ビタミンCを多く含み、風邪予防に効果があるほか、ある栄養素を含むことで、冷え性の改善にも効果がある食べ物なのです。
栄養素の名前は、ヘスペリジン。今回はヘスペリジンの秘密や多く含む食べ物についてご紹介します!
ミカちゃんおすすめランキング
※24年10月の売上実績からランキングを作成していますヘスペリジンとは?
ヘスペリジンはフラボノイド骨格を持つポリフェノールの一種で、陳皮の有効成分でもあります。「ビタミン様物質」(※ビタミンに似た、体の機能を調える作用)を示す成分の一つで、みかんやユズ、オレンジなどの柑橘類の皮や袋に多く含まれています。血管を健康に保って血流をよくするほか、リウマチや関節疾患にも効き目があることが知られており、西洋、東洋を問わず古くから薬として活用されてきました。
ヘスペリジンは本来、みかんの果実を紫外線から守るために生まれました。そのため、 完熟した果実よりも、成長の途上にある未完熟の青い果実により多く含まれていると言われています。
ヘスペリジンの特徴
- ヘスペリジンは水に溶けにくい性質を持っています。そのため、体内への吸収率が低いことが課題とされてきました。近年は、より効果的にヘスペリジンを吸収できるように、ヘスペリジンを糖と結合させた「糖転移へスぺリジン」が開発されています。
ヘスペリジンは、前述の通りポリフェノールの仲間ですが、ポリフェノールの中には、ヘスペリジンと同様に植物を過度な紫外線から守る役割を持ったものが多く知られています。赤紫蘇やミョウガに含まれるアントシアニンが代表的です。
ヘスペリジンは「ビタミン様物質」と呼ばれる成分で、みかんやユズ、オレンジなどの柑橘類の皮や袋に多く含まれています。血管を健康に保って血流をよくするほか、リウマチや関節疾患にも効き目があることが知られており、西洋、東洋を問わず古くから薬として活用されてきました。
ヘスペリジンは本来、みかんの果実を紫外線から守るために生まれました。そのため、 完熟した果実よりも、成長の途上にある未完熟の青い果実により多く含まれていると言われています。
ヘスペリジンはポリフェノールの仲間ですが、ポリフェノールの中には、ヘスペリジンと同様に植物を過度な紫外線から守る役割を持ったものが多く知られています。赤紫蘇やミョウガに含まれるアントシアニンが代表的です。
知っておきたい!ヘスペリジンの効果・効能
ヘスペリジンには、体に良い生理機能が沢山あることが知られています。例えば「ビタミン様作用」と呼ばれる毛細血管を強くする効果や、血流の促進、骨代謝の改善などが有名です。実際、『柑橘』(高橋郁郎著)には、みかんの乾燥果皮からビタミンPを抽出し、航空戦において低気圧による血液循環の障害を防ぐために用いたとの記載があります。
冷え性を改善する
冷え性は、体の末端の毛細血管で血流が滞ることによって、手足の冷えが現れることを指します。ヘスペリジンには血流の循環を改善する効果があり、末梢血管を拡張して血流を増やすことで冷え性の解消に貢献します。
中性脂肪を減らす
ヘスペリジンには、血液中の中性脂肪を低減して動脈硬化のリスクを下げる働きがあります。
中性脂肪やコレステロールは、私たちが食事から摂取した脂肪を原料として肝臓で合成されます。このとき、必要以上に多くの中性脂肪が合成されると、血液中の中性脂肪の量が増えてしまいます。ヘスペリジンは、肝臓に働きかけて過剰な中性脂肪の合成を抑えます。
高血圧を抑制する
世界的に高血圧患者の数が多いことで知られる日本では、近年、ヘスペリジンの高血圧抑制効果が注目を集めています。高血圧は、老化や脂肪の蓄積などによって血管が狭くなることで起こります。ヘスペリジンが血流を改善して血行がよくなることで、高血圧の予防につながります。
ビタミンCを補助する
ヘスペリジンには、ビタミンCの体内での濃度を維持する働きがあることがわかっています。ビタミンCは、免疫力を高めて風邪にかかりにくくしたり、抗酸化作用によってがんを予防したりと、人間の生命活動にとってなくてはならないものです。
【管理栄養士監修】ビタミンCの効果は?ミカンを食べて風邪予防 | みっかびブログ | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ
「みかんが色づくと医者が青くなる」ということわざを耳にしたことはないでしょうか? みかんは、ビタミンCの含有量がトップレベルで、健康促進効果・免疫力向上が期待できる果物です。 ビタミンCにはその他にも、肌の健康、抗酸化作用による心疾患予防など、さまざまな効果がたっぷりある栄養素です。その理由を紐解きながらビタミンCのパワーをご紹介いたします。
https://mikkabimikan.jp/blog/20
人間に必要不可欠なビタミンCですが、人間の体内では合成できません。また、使われた後は酸化型ビタミンCに変化してしまい、本来の機能を発揮できなくなります。 ヘスペリジンには、酸化型ビタミンCを還元型に戻して本来の効力を出させる働きがあると言われており、ビタミンCを体の中でリサイクルしてビタミンCが不足する危険性を下げることに貢献しています。
ストレスを緩和し、肌質を改善する
ストレスや加齢によって肌がくすんで見えたり顔色が悪かったりする場合、皮膚の血行が悪くなり肌の赤みが低下していることが原因と考えられます。ヘスペリジンが血流を改善して肌に赤みを取り戻すことによって、血行が良くなり顔色や肌のつやが改善します。
さらに、血流が活性化することで老廃物が溜まりにくくなり、お肌のくすみやシミが薄くなったり健康的な肌質を維持しやすくなったりします。
知らないと損!ヘスペリジンが豊富なのは、みかんの薄皮!?
へスぺリジンは、温州みかんから初めて発見された成分です。特に「アルベド」と呼ばれる中果皮(外側の皮と果実の間にある白い綿状の部分)やじょうのう膜(薄皮)に多く含まれています。
柑橘類とは?柑橘類の種類や構造を解説! | みっかびブログ
柑橘類は、ミカン科ミカン亜科の中でカンキツ属、キンカン属、カラタチ属に属する植物の総称です。このほかにミカン亜科には33の属があります。 柑橘類の中で、食用に用いられているのはカンキツ属とキンカン属の一部になります。生食したり果汁をジュースにしたりするみかんやオレンジ、グレープフルーツのほか、薬味として用いることが多いレモンやユズ、カボスなどが含まれます。 柑橘類の原産地は、インドのアッサム地方を中心とする東南アジアと言われています。現在では、様々な種類の柑橘が世界中に広がって栽培されています。
https://mikkabimikan.jp/blog/34
漢方薬の一種である「陳皮(ちんぴ)」はみかんの皮を乾燥させたものですが、この陳皮の有効成分として知られているのがへスぺリジンです。西洋でも、リウマチなどの関節炎や血行促進に効果があるとして薬用にされてきました。
みかんを食べるときには、白い綿や袋の部分の薄皮を取らずに食べることで、より多くのヘスペリジンを取ることができます。温州みかんには、へスぺリジンのほかにも様々な栄養素が含まれています。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
【管理栄養士監修】みかんの栄養・成分は?健康的な食べ物です!
みかんの通販・お取り寄せオンラインショップ。JAみっかびは三ヶ日町を管内とする、農業を主軸とした地域協同組合です。
https://mikkabimikan.jp/blog/19
ヘスペリジンを多く含む食品
みかんのほかにヘスペリジンを含む食べ物として、オレンジやシークワーサーが知られています。いずれも柑橘類ですが、栽培されている地域はさまざま。全世界でへスぺリジンの効果が知られるようになったのは、多様な柑橘類にヘスペリジンが含まれているからに他なりません。
柑橘類特有の酸味が苦手!という方もご安心ください。近年では、柑橘類以外の食品やお茶にヘスペリジンを付加する取り組みも行われており、ますます身近に手に入るようになってきています。
三ヶ日みかんを食べて、ヘスペリジンを摂取しよう!
みかんを紫外線から守るだけでなく、人間にとっても有用な働きをもたらすヘスペリジン。そんなヘスペリジンが豊富に含まれているみかんを食べることで、血行を改善したり、お肌の調子を整える効果が期待できます。 今年の冬は、ぜひみかんを食べて健康に過ごしましょう!
ミカちゃんおすすめランキング
※24年10月の売上実績からランキングを作成しています