ミカンは栄養が豊富で健康的な食材!
みかんには、ビタミンCやβ-クリプトキサンチン、GABAなど、健康に良い栄養素がたくさん含まれています。特に、骨を強くして骨粗鬆症を予防する効果があると言われるβ-クリプトキサンチンや、血圧を下げる効果があるとされるGABAが知られており、みかんを食べることで健康に良い効果が期待されます。
【管理栄養士監修】みかんの栄養・成分は?健康的な食べ物です!
みかんは古くから日本人に食されてきた果物です。冬場に旬を迎えることから、こたつとともに冬の風物詩として親しまれてきました。 みかんを食べると風邪知らず、と言われることもあり、健康によい栄養素が豊富に含まれる果物としても知られています。そこで今回は、みかんに含まれる栄養素とその効能についてご紹介します。
https://mikkabimikan.jp/blog/19
しかし、どんなに健康にうれしい食材だとしても、食べ過ぎはよくないもの。
こちらの記事では、ミカンの食べ過ぎるとどうなるのか、何個程度食べるのが適切なのか紹介できればと思います。
ミカンの食べ過ぎによる3つのリスク
ミカンの食べ過ぎによって起こりうるリスクのうち、代表的なものの3つをご紹介します。
リスク1:肌が黄色くなる(柑皮症)
ミカンの食べ過ぎによって手や足が黄色くなることは「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれます。これは、ミカンの色素であるβ-クリプトキサンチンが原因です。
骨を健康にする栄養素として知られているβ-クリプトキサンチンは、必要に応じて体内でビタミンAに変換されるカロテノイドの仲間です。ビタミンAと同じく脂溶性のため、過剰に摂取すると、余剰分が皮膚の表面に近い部分にある脂肪に溶け込み、皮膚が黄色く見えてしまいます。

大きな病気には進展しないのでご安心ください
柑皮症の症状としては、手のひらや足の裏が黄色くなるだけで、体内器官や臓器には悪影響はないのでご安心ください。
治療法としては、とくに有効な薬はありません。ミカンの摂取量を適切な量に戻せば、徐々に皮膚の色も黄味が薄れて通常の色に戻っていきます。
なお、オレンジ色の食品だけでなく、ブロッコリーやオクラ、焼き海苔などの食べ過ぎが原因で柑皮症になる場合もあります。
リスク2:糖尿病の悪化・発症や体重増加につながることがある

みかんは1個当たりのカロリーが低く、水分の含有率も高いため、ダイエットに向いていると言われます。
100gあたりのカロリーとしては、リンゴ(61kcal)やぶどう(59kcal)に対して、みかんは 45kcal で、他の果物と比べて低い数値となっています。
みかん1個のカロリーは?ダイエット中でも食べていい?果物のカロリー・栄養素比較! | みっかびブログ | 三ヶ日みかんの通販・お取り寄せならJAみっかび公式オンラインショップ
みかんのカロリーは、Mサイズ(約75g)で1個当たり34kcalと少なめです。カロリーが低いわりに水分含有量が多く、腹持ちがよいのがみかんの特徴といえます。 他の果物と比較して、どの程度の差があるのでしょうか?
https://mikkabimikan.jp/blog/32
また、食物繊維が豊富なこともポイントのひとつです。清涼飲料水や果汁ジュースと比べて血糖値の上昇が緩やかになり、糖質制限が必要な方にもおすすめです。
とはいえ、果物は一般的に糖質が高いもの。食べ過ぎると糖分過多に陥る可能性があります。
みかんを10個食べるとショートケーキ1つの摂取カロリー(340kcal~360kcal)を上回ってしまいます。
結果、糖尿病のリスクを高めてしまったり、太ってしまったりするので注意が必要です。
リスク3:腹痛や下痢など、胃腸の不調が起こる可能性も

みかんに含まれる成分のひとつに、ペクチンという食物繊維があり、特に白い綿の部分や薄皮に多いと言われています。
食物繊維は、適量を摂取すれば腸内の環境を改善し、便通を良くする機能がありますが、摂り過ぎると腹痛や下痢の原因となります。胃腸が弱い方や、下痢や腹痛を繰り返す「過敏性腸症候群」の方は特に、食べ過ぎないように注意しましょう!
では、ミカンは何個食べるのが適切なの?
1日、3個を目安にミカンを食べよう!

厚生労働省が推進している「健康日本21」では、1日当たり200g以上の果物を食べることが推奨されています。
農林水産省では、「毎日くだもの200グラム!運動」を実施してきました。
ミカン1個当たりはおよそ70g~90g(可食部)のため、1日2~3個食べると適量と言えるでしょう!
ミカン1個当たりのカロリーは約45kcal なので、他の食事をみながら、カロリー過多・糖分過多とならないように気をつけましょう!
三ヶ日みかんの ”健康効果” も3個食べると期待大
三ヶ日地域では、町民を対象にみかんが健康にもたらす影響を調査してきました。その結果、1日に3個以上のみかんを食べることで、みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンの効果が現れることが判明しました。
三ヶ日みかんのもう一つの機能性表示成分であるGABAについても、みかん1個当たり約12.3gが含まれており、3個食べると1日の摂取基準量を満たすことができます。
カロリーの面でも、"健康効果"の面でも、3個を目安に摂取することをおすすめします。
三ヶ日みかんを食べて健康な冬を過ごそう!
体によい効果があることが多数報告されているみかんですが、よい効能があったとしても「食べ過ぎは万病のもと」です。適量を心がけながら、美味しいみかんを堪能しましょう!
今年の冬はぜひ、箱買いして1日に3個ずつミカンを楽しんでみてはいかがでしょうか?