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甘くて美味しいみかんの見分け方!農家直伝の方法で失敗しない!

甘くて美味しいみかんの見分け方!農家直伝の方法で失敗しない!


旬のみかんは栄養が豊富で健康的!

みかんは冬の食べ物というイメージが強い果物ですが、ハウス栽培のみかんも流通しており、現在はほぼ一年中食べることができます。しかし、ほとんどの野菜や果物と同じように、みかんは「旬」の時期が最も栄養価が高くなります。

みかんに含まれる栄養素としては、骨を健康に保つ働きを持つβクリプトキサンチンや、高血圧の方の血圧を下げるのを助ける働きをするGABAなどが知られています。また、みかんの薄皮や白い綿の部分には食物繊維が豊富に含まれており、おなかの調子を整えて便通を改善する効果もあります。



でも、こんな残念な経験、ありませんか?

せっかく買ったみかんが甘くない…

美味しそう!と思って買ったのに、食べてみたら酸っぱかった…。なんだか水っぽくて甘みが感じられない…。こんなことなら、買うんじゃなかった、と後悔した経験のある方は多いのではないでしょうか。

甘みはあるけれど、なんだか美味しくない…

甘いことには甘いけれど、味がぼやけている…。酸味が全くなくて、美味しいと思えない…。同じ袋に入っているみかんなのに、なんでこんなに違うんだろう、と感じた経験がある方も多いことでしょう。

みかんは人が手を加えて育てているとはいえ、植物であるため完全にコントロールすることはできません。同じ畑の同じ木に実っていたとしても、味が異なるのは当たり前のことです。

とはいえ、食べるからには美味しいみかんを選びたいですよね。いくつかのポイントに注目すれば、美味しいみかんを見抜ける可能性が格段に上がります。そこで、今回は甘いみかんを見分ける方法をご紹介します!

なお、今回ご紹介するのは、甘い温州みかんの見分け方です。あくまで大まかな傾向であり、必ずしもすべてのみかんに当てはまるわけではないことと、他の品種ではこの見分け方を使えない場合があることをご了承ください。



みかんの美味しさは「糖酸比」で決まる!

私たちがみかんを「美味しい」「甘い」と感じるためには、糖度が高いだけでは不十分です。コクのある甘さを感じるためには、酸味も必要なのです。甘いみかんとは、糖度と酸度のバランスが取れているみかんのことになります。

この糖度と酸度のバランスのことを、「糖酸比(とうさんひ)」と呼びます。JAみっかびでは、光センサーを利用してみかんの糖度と酸度を計測し、糖酸比を求めることによって、みかんを等級(グレード)に仕分けて高品質のみかんを出荷しています。

品種にもよりますが、糖度9.5〜14度かつ酸度0.8〜1.5度の範囲におさまるみかんが、糖と酸のバランスがとれた美味しいみかんと言えます。

みかんは収穫後時間が経つにつれて酸が抜けていきます。酸度がちょうど良いタイミングで食べるとよいでしょう。みかんの糖度と酸度については「みかんの糖度と酸度の記事」をご覧ください。

糖度が高いみかんは必ず美味しい?果物の糖度と食味の真実
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スーパーの果物売り場でよく見かける「糖度」という文字。実は、糖度が高いほど美味しいみかんであるとは限りません。今回の記事では、糖度の測定方法や食味との関係を解説します。
https://mikkabimikan.jp/blog/28


農家直伝!美味しいみかんの見分け方

みかんの美味しさを決める「糖酸比」は、光センサーを使えばみかんに傷をつけることなく計測できます。しかし、消費者が光センサーを持ってスーパーにみかんを買いにいくことはほとんどないでしょう。そこで、今回はみかん農家直伝の「美味しいみかんの見分け方」をお伝えします。

じっくり観察する

まず、基本は「じっくり観察する」ことです。みかんの色や形、皮のキメの細かさなどを丁寧に確認しましょう。

1. 皮のキメ

みかんの皮には、半透明のつぶつぶとした「油胞」と呼ばれる斑点が無数に存在します。そのキメが細かければ細かいほど、甘いみかんと言われています。

みかんの果実の質は、実はかなり早い段階で決まります。開花後30日間が経過すると細胞分裂が止まり、房の数や砂じょう(みかんの果肉の粒々した部分)の数などがほとんど固定されます。果皮がきめ細かいものは良い花が健全に生育した証拠で、果皮の表面が粗いものに比べて甘くなりやすいとされています。

2. 皮の色

みかんの皮は、緑の色素が分解されることと、オレンジ色の色素が合成されることの二つが同時に起こることで緑色からオレンジ色に変化します。太陽をしっかり浴びてきた果実ほど、皮が濃いオレンジ色に染まります。裏を返せば、緑色が抜けても黄色っぽい皮をしている果実はあまり太陽を浴びていないと考えられます。

みかんは、太陽の光を浴びて活発に光合成をおこなえばおこなうほど、甘みが増すと言われています。そのため、太陽の光をたっぷり浴びて皮の色がより濃いオレンジ色になったみかんはより甘みも増していると考えられます。

3. 軸の太さ

軸が細いほど、すなわち、ヘタの切り口が小さいほど、果実が甘い傾向があります。ヘタの切り口が大きいみかんは、木になっているときに果肉にたっぷりと水分が送られやすく、大味になりやすいのに対して、切り口が小さいみかんは水分があまり果肉に送られず、味が凝縮されて甘みが強くなります。また、ヘタが緑色ではなく黄色に近いほど、よく熟していて甘いみかんである可能性が高くなります。

4. 形

果実を横から見たときに、横長の楕円形になっているみかんの方が甘い傾向があります。みかんの果実は横に成長するときに甘さを蓄えると言われており、横長であることは甘さを蓄えている証拠なのです。一方で、上から見たときに左右が非対称なみかんは、均一に肥大できておらず成熟状態も悪い傾向があります。

みかんの形を確かめるとき、同時に「浮皮(うきかわ)」ではないかどうかも確認しましょう。浮皮とは、みかんのヘタの周囲の皮が果肉と離れてしまう現象のことを指します。浮皮が見られるみかんは水っぽくて味が薄くなりやすく、あまり日持ちしません。果皮が実にぴったりくっついていて剥きにくいくらいのみかんの方が、味が良い傾向があります。

ただし、表面がデコボコであっても甘いみかんはあります。果皮がふわりと浮いている浮皮とは異なり、皮と実がぴたっとくっついていながら少しデコボコがある状態です。こうしたみかんは、その見た目から「菊みかん」と呼ばれています。水分がほどよく抜けていて味が濃く、甘い果実であることが多いと言われます。見た目があまり良くないことから市場に出回ることはあまりありませんが、見つけた際はぜひ食べてみてください。

傷があっても美味しい

みかんの表面に傷や汚れが付いていると、見た目の印象が悪いため、つい味も悪いのだろうと想像してしまいがちです。しかし、人が見かけによらないように、みかんも見かけで判断してはいけません。傷があっても味まで悪くなることはなく、むしろ、傷がつくとみかんの酸味の元であるクエン酸がその傷を修復するために消費され、相対的に甘さが増すと考えられています。

みかんを揉むと甘くなるという話を聞いたことはないでしょうか?これも同様に、揉むことによって中の組織が壊れ、その組織を修復するためにクエン酸が消費されることが原因だと言われています。

傷のついたミカンは加工品に使われる

傷が付いていても美味しく食べられるとはいえ、傷がないミカンと比べると見た目は劣り、腐りやすくなってしまいます。そのため、JAみっかびでは、傷のついたミカンは主に加工品に活用されています。

JAみっかびが販売している三ヶ日みかんを使ったオリジナル商品について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

“三ヶ日みかん”は思いやり溢れる優れもの!ジュースやゼリーはギフトに大人気!
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三ヶ日みかんは、そのまま食べて美味しいのはもちろん、ジュースやゼリーなどの加工品も充実しています。今回の記事では、JAみっかびで販売しているオリジナル商品をご紹介します。
https://mikkabimikan.jp/blog/14


触ってみる

みかんの外観をよく観察したら、今度は触って確かめてみましょう。

5. 重さ

果実の大きさを比べたとき、小ぶりなみかんの方が甘い傾向があります。大きいみかんは水分を多く含み大味になりやすいのに対して、小さなみかんは果実の水分が少ないため味が凝縮されて甘く感じやすくなります。したがって、大きくて重いみかんよりも、小ぶりなみかんのほうが甘い傾向があると言えます。

剥いてみる

いよいよ、みかんの皮を剥いてみましょう。

6. 房の数

みかんの果実は、複数の房に分かれています。この房の数が多いほど、みかんがよく生育して甘くなっている証拠です。

また、剥いたときに皮が実に張り付いて剥きにくいくらいの方が、皮が浮いて剥きやすいものよりも甘い場合が多いと言われています。これは、実がよく生育して皮に密着しているためです。



甘くて美味しい!三ヶ日みかん

JAみっかびの露地栽培のみかんは、早くて9月頃から収穫が始まります。9月のみかんは酸味が強く、相対的に甘みはあまり感じられません。収穫の時期と甘さには密接な関係があり、より遅い時期に収穫されたみかんほど甘さが増す傾向があります。より長く木にならせることで、熟す時間も長くなり、酸味が抜けて甘くなるのです。

一説には糖度は月の数とともに増えていくと言われており、9月の糖度は9度、10月の糖度は10度……というように甘くなっていきます。甘い温州みかんが食べたい!という方は12月が狙い目です。

みかんの甘さは収穫後の貯蔵の段階でも時間が経つにしたがって増していきます。三ヶ日みかんの青島温州は12月に収穫されます。その時点でもすでに糖度は十分に高いのですが、さらに長期間の貯蔵を施すことによって水分と酸味が減り、甘みがどんどん強くなっていきます。3月まで貯蔵された三ヶ日みかんはとても糖度が高く、濃厚なコクを味わうことができます。

ちなみに、JAみっかびの選果場では、一つ一つ光センサーでみかんの糖度を測定しています。そのため、糖度と酸度のバランスがよく等級の高いみかんは、サイズが大きくても甘みが強いみかんと言えます。

特に、三ヶ日みかんの代表品種「青島」は大玉の品種として知られており、少し大きめの果実の方が甘いと言われています。青島みかんの中でサイズが小さいものは、生育不良で酸っぱい場合があります。

「青島」のようにもともと大玉の品種もあるため、今回ご紹介したのは、あくまでも甘いみかんが示す傾向に過ぎません。予想通りに甘いみかんもあれば、そうでないものもあります。ぜひ色々なみかんを食べ比べて、目利きを楽しんでみてください。

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